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和也side
俺と大ちゃんはさっさと朝ごはんを済ませた後
食器を片付けて机を綺麗にする。
大「俺じゃあ食器入口に置いてくるわ」
そう言うと''よっこいしょ''っておじさんみたいな声を出してお盆を持っていった。
俺はさっき大ちゃんが見ていた資料に目を通す。
そこには病室に居る4人の子達の名前と病名。
治療方針等が書かれていた。
医者では無い俺がそれを見たところで分かるわけもなく
難しい病名に首を傾げる。
分かることはたった1つ。
昔から重い病気と戦ってここにいるという事。
俺が居た精神科はもちろん小学生の子だって居たけれど
長期で入院するのは稀で、命に支障をきたさなければ通院と言う形になる。
重い病気と戦いながら精神病を抱えるのは相当しんどいよなぁ....
そんなことを考えてる時だった。
''ガシャーン''
大きな音がなり響く。
何が起こったのか分からないが俺は急いで病室に向かった。
ドアを開けると同時に''どしたん！？''って自分でも驚くくらいに大きな声が出た。
不安そうに一点を見つめる道枝くんと謙杜。
目線の先には発作を起こしてる大西くんと背中をさすってる高橋くん。
状況が飲み込めずあたふたしてると
大「今の音何n....」
焦って入ってきた大ちゃんの顔が一気に医者の顔に変わる。
大「流星く〜ん？聞こえる〜？」
手馴れた手つきで聴診器をはめて大西くんを診察していく。
大「身体熱いなぁ〜。す〜ぐ良くなるからなぁ〜」
大ちゃんが話しかける声と大西くんの発作で辛そうな声だけが病室に響き渡る。
俺は何も出来ずにその場に立ち尽くすまま。
割れた食器で怪我でもしたら。
でも心配そうな目で見てる謙杜と道枝くんも気になる。
それに高橋くんだって.....
いやでも....今発作が起きてるのは大西くんだし....
何から手をつけていいのか。何をしたら正解なのか。
瞬時に対応が出来なくなる。
この状況をどうしたらいいのか....
大「ごめん！はっすん！丈くん起こしてきてくれへん？」
「....え？」
ふと大ちゃんに話しかけられ我に戻る。
大「俺一人じゃ対応出来ひん！丈くん起こしてきて欲しい！」
焦る大ちゃんの声を聞き急いで病室を出た。
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非公開 - 面白いので更新してください!こうしんまってます (2022年11月15日 19時) (
レス) id: ee0a3f98aa (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 更新待ってます！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 7c97c84120 (このIDを非表示/違反報告)
絶対完璧 - このお話面白いです!これからもお願いします。続き待ってます (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9c542e42dd (このIDを非表示/違反報告)
はる - おもしろいです！続き待ってます！ (2022年10月2日 11時) (レス) @page41 id: b06600c03a (このIDを非表示/違反報告)
a - 駿佑くんの声を発さない理由、気になります🥺これからも楽しみにしています〜！更新待ってます♡ (2022年9月22日 8時) (レス) @page34 id: 6f332333c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うすしお | 作成日時：2022年2月27日 20時
