私と雨 ページ48
翼「可愛い〜♡」ぎゅっ
隆「テメェ離れろ〜！！」
翼くんに私が抱き締められると
にっしーがそう叫ぶ
その声に真ちゃんは反応してこちらを見たけど
すぐに笑顔ですみれちゃんに
ダンスを教えだした
何よ…
いつもならすぐに飛んでくる癖に…
そんな姿を見て心臓が痛くなる…
あぁ…もう何コレ。
隆「いつまで抱き締められてんの？」
にっしーはそう言って翼くんから
私を引き剥がして自分の後ろに隠した
隆「Aちゃんに2度と触れるな。巨人。」
宇「何それ、翼くんのあだ名？笑」
翼「嫌っすよ♪
西島先輩、
彼氏でも何でも無いじゃないですか。
與先輩もだけど、
彼氏でも無い癖に偉そうっすね！」
わざと、真ちゃんに聞こえるくらいの声で
翼くんは言い放った
その声にまたこちらを見るけれど、
すみれちゃんに体操服の裾を引かれ、
すぐにすみれちゃんに笑顔を向けた
宇「與、どうしたんだろうね」
隆「また、喧嘩か。
まあ俺がその分近付けるから良いけどな！」
翼「先輩、最低っすね」
隆「與のスイッチは分かんねえ。」
宇「與もAも、
お互いが相手だと構わず言っちゃうからさ。
１年生と関わると、この2人喧嘩始まるね。」
実彩子のその言葉で
入学式の日のちあちゃんへのお姫様抱っこや
あの日の冷たい真ちゃんの目
急に握られた右手首の痛み
全てが昨日の事の様に思い出す
あーあ…
また喧嘩か。嫌だな…
にっしーの背中に隠された私は
そう思っていると
無意識ににっしーの体操服を握っていた
あの日は何だか凄くむかついて
凄く悲しくて、凄く淋しかった。
また、あぁなっちゃうのかな…
ぽつりっ
悲しくなっていると
ぽつりと水が私の頬を伝った…
私の涙。
では無く、雨…。
雨っ
私、今日は傘持って来て無いな…
真ちゃんは自転車にかけてあったから
入れてもらおうかな。
あ…
無理じゃん。喧嘩しちゃったもん。
私の心が曇るにつれて、どんどん強くなる雨
浦「緑組ー！！今日は解散！お疲れッ！」
直也くんのその叫び声で
みんな解散して、教室に戻った
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tiko(プロフ) - ニャンコさん» ありがとうございます♪今後も宜しくお願いします*\(^o^)/* (2015年12月30日 21時) (
レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - Yuriさん» ありがとうございます♪私の中で直也くんはムードメーカーだけど1番年上だし紳士なイメージがあるので、それを表現出来たらなと思ってます♪気に入って貰えたようで良かったです(*´ω｀*) (2015年12月30日 21時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ(プロフ) - 理想が詰まりすぎてます！更新楽しみにしてます！ (2015年12月13日 20時) (レス) id: 0f0ea5ebcc (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - 直也くんイケメン!! (2015年12月12日 6時) (レス) id: 2822f6fd35 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - 真ちゃんが好きすぎてヤバイ←さん» コメントありがとうございます！一気に更新出来なくて申し訳無いです。涙ゆっくりですが、今後もよろしくお願いします！ (2015年12月9日 20時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tiko
| 作成日時：2015年12月3日 8時
