US〜a.shinjiro〜

惚れたのね…misako side ページ24

***misako side


宇「良かったの？2人で行かせて」


Aと與の居なくなった2人きりの教室で
にっしーに問いかけた


隆「ん〜やだけど良いの」

宇「何だそれ、グズグズしてると取られるよ」

隆「そうだね〜！
でも焦っても良くないでしょ？
それに與もAちゃんも鈍感だしさっ」

宇「まあそれは言えてるわ」

隆「ねっ？」


私がメイクを直してる横で顎に手を添えて
肘を机について、首を傾げてハニカミながら
私を見るにっしーは確かに格好良い

何かこの子もったいないわ〜。

でもあの変なキャラも
とても明るいにっしーらしくて良いのかな


與はA以外には笑ったりとか
あまりしないし、
口数も少ないツンっとしたタイプ
青が似合う

ブルー王子って感じ


にっしーは明るくて面白いから
男女共にウケは良いし万人ウケするタイプ
橙が似合う

オレンジ王子って感じ


隆「宇野ちゃん気合い入ってるね〜！」

宇「第一印象は、大事でしょ？♡」


パウダーを薄く叩いてベースをお直し

シャドウは薄いゴールドを塗る
その上から薄くなったアイラインを
ブラウンのペンシルで描く

マスカラはこれ以上するとケバくなるから
ホットビューラーでムラなく上げる

ハイライトもパール入りの薄いピンクで
鼻筋とおでこと頬上と涙袋に薄く散らす

なるべくナチュラルが良いから
チークは塗り直さない

仕上げにほとんど色のないピンク系の
グロスを乗せて完成


隆「てかさ、與達って幼馴染みな訳じゃん？
難しいかもしんねえけど
俺頑張りたいんだよな。
中途半端は嫌いなんだよ」

宇「私はAが幸せならにっしーでも與でも
良いからさ。
まあ、頑張りなよ」


なんて軽く流したけど
にっしーかなり本気だと思う



Aは無自覚だけど

150ｾﾝﾁの身長、色白でパッチリした目
薄ピンクな唇、ノーメイクなのにほんのり
ピンクな頬、色素の薄い地毛のロングヘア
女の子らしい華奢な体に不釣り合いな
意外とある胸(服着てると分かんないだな)

優しくて可愛らしくて鈍感でおっちょこちょい

そりゃあモテるモテる
本人は自覚無しだけどね！！！！

ピュアな白が似合う
ホワイト姫ってとこかしら。



まあ與もにっしーも頑張れ！
泣かしたら、この宇野様が許さないんだから！

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