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「お部屋に入れてくれてありがとうAくん。」
「いえそんな…どうしたんですか?」


俺は先生を部屋に招き入れると椅子に座るよう誘導するが「ありがとう」とやんわり断られる。

それ程長話ではないのだろうか。

しかし大きな声で言えないとは……?

そこでハッとする。

この荘園では前述の通り『ゲーム』をしなければならない。

俺はそのゲームには5日程前から参加しているのだが、やはり新参者故になにか迷惑をかけてしまったのだろうか。

なにかお灸を据えられてしまうのだろうか…………


「えっと…その、今日は___」
「貴方、以前私の献血に協力してくれたじゃない?」


…?予想斜め上の質問だな。


「え?あ、は、はい。」


困惑から声が少し吃る。

そんな俺を気にする様子もなくエミリー先生は神妙な顔をしている。

献血。

そう、エミリー先生は薬品作りや医学の研究の為に度々誰か献血をして欲しいと協力を仰いでいるらしい。

それで先日俺はその献血に協力したのだ。


「…で、その、それがどうしたんでしょうか……」


もしかしてなにかとんでもない病気にかかっていたりしたのだろうかと変に予想立ててしまい指先が冷たくなる。




「それで、貴方『ダイナミクス検査』をしたことが無いと言っていたでしょう?」

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白帽子(プロフ) - 田中さん» コメントありがとうございます。おかげで更新頑張れます…! (3月12日 6時) (レス) id: f1b6561477 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - とても好きです♡これからも更新待ってます♡ (3月12日 1時) (レス) id: d3ff0093eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白帽子 | 作成日時:2024年2月19日 21時

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