第六話 ページ11
1度本編に戻ります〜
行ったり来たりしてしまって申し訳
＿＿＿＿＿
「ここか」
紅白の花園。
美々しい白と赤の薔薇が奥ゆかしくも咲きこぼれている。
花のことはよく分からないが、きっといい薔薇なのだろう。
さて__
寮外と寮内、それと全員にこの藤の花のお守りを渡して回ろう。
…正直気休め程度だが、ないよりはましだ。
ふう、と息をついて不思議の国へと足を踏み入れた。
__その時だった。
｢あれ？護衛サン？｣
｢お、おいエース！あんまり馴れ馴れしく話しかけるなよ…！｣
それぞれ左右の目元を謎の模様をけわいで飾り立てた青年が、2人。
一方は派手やかでいかにもなお調子者と言った青年、
もう一方は生真面目な印象が好感的だがやたら声を張った青年だ。
｢…学園長殿に、寮を回る際は各寮長に対応してもらえと言われた。｣
｢この寮の寮長はどちらへ。｣
｢あー寮長っスか？多分自分の部屋いると思うけどなー｣
｢自分、案内します！！｣
…出来ればこの作業に時間はかけたくない。
この寮が如何程の広さなのかは知らないが、一般人の歩幅に合わせて歩いている時間が勿体ない。
一先ず今いる鬼は狩ったが、いつどこで増殖するかは分からない。
その時のために対応できるよう、整えておかなければ。
｢結構。場所さえ教えてくれれば自分の足で向かう。｣
｢場所〜？場所つってもなぁ｣
｢…あー、寮入ったら階段が何個かあって、寮長の部屋は真ん中の階段登って1番上の階の…｣
｢えーっと｣
｢左です！｣
｢アバウトすぎだろ！突き当たりに窓があって、窓から3番目の左の部屋！…この説明でたどり着ける？｣
｢十分。｣
俺はお守りが大量に敷き詰められた箱を抱えて飛んだ。
そのままの勢いで上から寮の位置を確認し、風を切って走った。
＿＿＿
｢…え〜……まじ？｣
｢…？？に、人間…？｣
｢あんなん漫画とかでしか見たことないんだけど。俺ら絶対勝てないじゃん｣
｢なんだ？喧嘩でも売ろうとしてたのか？｣
｢…面白そうだなぁとは思った｣
｢はぁ…学園長に売るなと言われていたのにお前は、全く馬鹿だ｣
｢は？そっちの方が馬鹿でしょ。ばーか、ばーかばーか｣
｢アァ！？やんのか！？｣
｢おーこわ…お前たまにすんげー口悪ぃよな｣
｢はっ…しまった……｣
＿＿＿＿＿
お久しぶりです。
実はツイステ消しちゃったので、このままこの小説書くか悩んでます。
一応、需要がありそうでしたら書くつもりです…。
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白帽子(プロフ) - シャリファさん» 本当ですか…！嬉しいです。では更新していく方向で考えていきます。また、長らく更新お待たせしてしまい申し訳ないです… (3月12日 6時) (
レス) id: f1b6561477 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - めちゃ需要あります！この小説面白くていつも楽しみにしてます (3月12日 3時) (レス) @page12 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白帽子 | 作成日時：2021年5月26日 13時
