8.記憶 ページ9
「うらさーん、入るでー」
「坂田、待って…」
「…え？」
俺の目の前にある光景…
「なんでAちゃん、血流してるの…うらさんの口の周りに、血がついてるの…？」
「わからない…」
「わからないって…！うらさんがやったんやろ！？なんで覚えてないん！？」
「だから、分からないんだって…記憶が、無い…」
「…とりあえず止血しんと、うらさん薬持ってきて。俺は二人を呼んでくる」
どうしよう、本当に記憶がない
最後に思い出せるのはAちゃんと話していた時までだ
俺が吸血したのは、その直後か
「…うらたん」
「センラか…」
「血ぃ吸ったんやね」
「たぶん、酔ったのが原因」
「薬一緒に探しますよ。行きましょか」
「ありがと」
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「うらたさん、本当に記憶ないんか」
「ごめんって言葉じゃすまないのはわかってる。でも、本当に…覚えてない」
「…うらさん、さっき怒鳴ってごめん。うらさんがそこまで言うなら信じるわ。もう止血もされたしAちゃんの体は大丈夫だけど…」
「記憶の問題ってことやね」
「やっぱり、消すしかないのかな…」
＿＿＿＿この世界から、立花Aに関する全ての記憶を
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ここ、どこだっけ…」
見覚えのない部屋に、見覚えのない天井
ここで寝る前に私は…
「そうだ、血を吸われて…！」
「あ、A起きたんやね。気分悪くない？」
「大丈夫です」
「もう朝だけど、朝ごはん下で食べる？ここに持ってきてもええけど」
「下で食べます。志麻さん、色々気遣ってもらってすみません」
「…まーしぃ、じゃないの？」
「昨日のことがあってなんか」
「怖くなっちゃったか」
志麻さんは何もしていないのは確かだ
でも、やっぱり怖くなってしまって距離を置きたくなった
「昨日のこと、ゆっくりでいいから話してくれる？」
突然、暖かいものが私を包んだ
少し間があった後に理解した
…志麻さんに抱きしめられてる
「あ、あの、志麻さん…///」
「こっちのほうが安心できるかなって。Aの体冷えちゃってるし」
「じゃ、じゃあ……志麻さんたちは、何者なんですか」
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ランキングが上がってる…！
なんか凄い伸びてて感謝しかないです…！！！
by.ハロパのチケットが取れなくて絶望しかない駄作者
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坂田家こたぬきそらまふらー - わー！！天才!!!私も【自主規制】なものや【自主規制】が好きなので本当にありがたい/// (2018年12月30日 20時) (
レス) id: 41ca598046 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: 65c58d0919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：立花椿 | 作成日時：2018年8月19日 17時
