4.アホ毛 ページ5
荷造りを終え、友人の車で新居まで移動をしている
快く頼みを聞いてくれる友人、莉央には以前の住まいまでの移動の時も付き添ってもらっていた
「Aが引っ越しとか、なんか不安しかないかも」
「失礼な。でも前のアパートが取り壊しになっちゃうから引っ越しって、ついてないなぁ」
「まぁ、何回か入ったことはあるけど正直ぼろかったし」
「お金がないからしょうがなかった」
「バイトでためたお金、詐欺られたもんねぇ」
「黒歴史…」
そう、私は詐欺にあったことが何回かある
そのたびに親や友達に迷惑をかけているのもあり、万が一また詐欺にあった時のように貯金をしている
「ついたよ。…ここが新居！？」
「うん。軽く豪邸だよね」
荷物を降ろすのを手伝ってもらい、私は莉央を見送る
「こんど遊びに来させて！約束！」
「わかった。落ち着いたらまた連絡するね」
「バイバーイ！」
「ありがとうね！」
家を選ぶ目がないとさんざん言われてきた私も、今回ばかりはちょっとした豪邸に住む気分だ
まぁそれは置いておいて
この段ボールを一人で運ぶのか…
波多野さん曰く、住居人が手伝ってくれるであろうと言っていたが正直不安だ
高校のクラスでも陽キャっていうわけでもなかったし
それに、コミュ力無い私には…
「そこで何してるんですか」
「え…？」
「何してるのかって聞いてるんです。聞いてますか？」
「は、はい。私、今日からこの家に入居させていただくことになりました、立花Aと申します」
「あぁ、ラマンがいってた人か…。どうぞ、入ってください」
「ありがとうございます」
そういって案内してくれたのは、私よりも少し身長が小さい男性だった
髪の毛のアホ毛が目立つが気にしないでおこう
「あ、あの…段ボールあるんですけど、一緒に運んでもらえますか」
「段ボールか…ちょっと待ってて」
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坂田家こたぬきそらまふらー - わー！！天才!!!私も【自主規制】なものや【自主規制】が好きなので本当にありがたい/// (2018年12月30日 20時) (
レス) id: 41ca598046 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: 65c58d0919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：立花椿 | 作成日時：2018年8月19日 17時
