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しかしいつになっても 痛みは来なかった
その代わりに誰かに 支えられている感覚があった
「…っと危なかった〜！怪我とかない？」
頭上から声が大好きな聞こえた
顔を上げると坂田さんが右腕で転びそうになった
私を支えてくれていた
そう『アイのシナリオ』みたいな…
「す…すみませんでしたー！！」
私は素早く坂田さんから離れて両手で顔を覆う
なんで乙女ゲーみたいな展開になるんだよ！
顔が熱い…
こんなの坂田さんに見られたらおわる！！
「けけけけ怪我とかは なななないですので ご心配なななさらず」
真っ白な頭で考えた言葉は 噛み噛みで4人に笑われた
セ「噛み噛みやんwww」
志「そんなに噛む子初めて見たわ〜w」
センラさんと志麻さんがツボってる…
よっぽどおかしかったのか お腹を抱えて笑うしません
坂「まーしぃとセンラ めっちゃツボってるやんwww
怪我なさそうでよかった！
あっ、知ってるとは思うけど一応…僕は坂田です！
君の名前は？」
未だにツボっている2人を見て
半ば呆れながら自己紹介をする坂田さん
「先程はありがとうございました
ご迷惑お掛けしました…私はAです！」
失礼のないように
ぺこりとお辞儀をする
坂「礼儀正しいな〜！えっと…坂田家？」
坂田さんは私の服を見て尋ねた
「はい！坂田家です！
今日は学校から直で来てて鞄と靴があれなんですけど…」
坂「え！？直で来たん！？」
そんなに驚くことだろうか…
最近の学校は土曜日も授業があることが多い
私立の中高一貫校に通っている私からすると土曜日に
授業が無い方が驚きだ
セ「私立の学校やんね？たしか…桜花学院？」
「はい！？」
センラさんが私の鞄を見て言った
鞄を見て学校名が分かることに驚きを隠せず変な返答をしてしまった
セ「姪っ子が大阪住みなんよ
少し前に桜花学院に行きたいって言ってて
少し調べてたんよ〜」
センラさんの姪っ子…是非とも入学して欲しい！！！！
学校オタクみたいな方じゃなくて
よかった…w
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作者名：ゆーゆゆ | 作成日時：2020年1月13日 21時
