暴露話その5“脅迫” ページ46
しばらくしてやってきたのは…
「…お父さん!?!?」
やはり心愛のお父さんだった。
「…おい、山田ってやつはどこにいるんだよ」
「や、山田…?」
モブちゃんが戸惑っている。
そりゃあそうだろう。
何故なら山田なんて先生は私が勝手に作った存在であり、実在しないのだから。
「…申し訳ございません、本校に山田という教師は存在しておりません」
蒼先生が言いづらそうに告げる。
「はぁ!?何言ってんだよお前っ!適当なこと言ってんじゃねぇぞ!?」
心愛のお父さんが蒼先生の胸ぐらに掴みかかる勢いだったので、急いで手首を掴む。
「あ"ぁ!?ガキは黙ってろ!!!!!」
『山田先生は_______私ですよ?』クスッ
“は?何言ってんだこいつ”みたいなこいつの目にカチンと来て、声の高さを低くする。
『…あは、まんまと生徒に騙されてしまいましたね?w』
「や、やっぱり俺を騙したのか!?」
『えぇ。だからそう言っているじゃありませんか。それに今回、あなたに来ていただいた理由もちゃんとあります』
私は持っているボイスレコーダーと、彼方から貰った資料をぶら下げる。
「な、なんだよそれ…」
何かを不安がるように恐る恐る聴いてくる心愛のお父さん。
『えぇ、これは貴方が反社会勢力と繋がっているという資料と、とある音源です。これを今から貴方に聴いてもらおうと思いましてね?w』
挑発するようにそう告げると、心愛のお父さんは逆上し、私の胸ぐらを掴んできた。
「お前っ…黙って聞いてりゃあ調子こきやがって!!!!!ガキのくせによ!!!!!」
「Aっ…!!」
坂田が私を助ける為に、こちらにやってくる。
「待て坂田っ!!!!!」
うらた先輩が坂田の手首を掴む。
「うらさんっ!?なんでやっ!!!!!離せ!!」
「坂田落ちつけ!!!!!あいつの手元を見てみろ!!」
うらた先輩が顔を真っ青にして、叫ぶ。
そんなに顔を真っ青にしなくても、私なら柔道をやっているのだから、簡単にこんなやつ倒せる。
そう思い、心愛のお父さんの手元を見てみると________
『…へぇ、そういうことか』
「さ、サバイバルナイフ!?」
「っ…!!Aっ…!!!!!」
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蜜柑(プロフ) - akaneさん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!いえいえっ!akaneさんの温かい言葉、心に沁みました…!更新頑張らせていただきます! (2020年10月30日 19時) (レス) id: ea7ddd1b06 (このIDを非表示/違反報告)
akane(プロフ) - コメント失礼します!! 病み期など色んなことで大変かもしれませんが私はこの作品が大好きなので少なからず仲間は居ることは覚えいて欲しいです!!こんな匿名野郎に言われても仕方ないかもしれませんが((ゆっくりでいいので続き待ってます! (2020年10月30日 1時) (レス) id: 93ea39b737 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - ナナ。さん» コメントありがとう!読んでくれてありがと〜!多分暴露話がこれで最後だから、続編いってすぐ完結になる…かもしれないw完結するする詐欺でごめんねw期待に応えられるよう頑張るね! (2020年10月26日 22時) (レス) id: ea7ddd1b06 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ。(プロフ) - コメ失礼します。更新ありがとうございますm(__)m心愛が潰されていくのが楽しすぎる(*´∇`*)(決してサイコではない)完結まで楽しみにしてます! (2020年10月26日 20時) (レス) id: 9211782864 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 蜜柑さん» えっっっっ全然いいです!でれるの凄く嬉しい…えっ本当にありがとうございます!!!!焼き土下座します((勝手に使ってごめんなさい (2020年9月30日 23時) (レス) id: 9ab75758bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜜柑 | 作成日時:2020年7月5日 10時