ぶりっ子はぶりっ子を潰したいと思います【歌/い/手】

支払いは〇〇で※修正 ページ24

「高校生が150万なんて大金、持ってるなんて思えないんだけど？」

『言われると思ってました』

そう告げて、私はスマホに入っている写真を一ノ瀬 彼方に見せる。

「___ッ！？」

『これは私の家に保管してある150万です。どう手に入れたかはお伝えできませんが』

「…強盗でもしたの？」

『いえ、強盗はしてません』

「強盗“は”…ねぇ？」

『それ以上の質問に応えることはできません』

「…まぁ。君の言い分はよくわかった」

ほっ、と胸を撫で下ろす。

交渉はなんとか成功だろう。

「_______ただ」

『…は？』

「…君は全体の1.5割しか払っていない。残りの8.5割…つまり850万。俺に850万払った後の利益がさっきのじゃあ、足りないと思わない？」

ニタリと笑う一ノ瀬 彼方。

『…何が言いたいんです…？』

席を立ち、じわりじわりと私を追い詰める。

そんな彼が怖くて、私は後ろに少しずつ下がる。

そんなやりとりをしていると、私の背中に何かがピタリと当たった。

…壁だ。

やば…。

近づいてきた一ノ瀬 彼方に右手を掴まれ、壁に押しつけられる。

『いたっ…』

いわゆる壁ドンというものだが、私とコイツだ。

胸キュンなんて起きるはずもない。

『…なんですか』

私の中で、ムカムカと怒りがこみ上げてくる。

こんな回りくどいことをせず、伝えたいことをズバッと言って欲しい。

「そう、残りは…そうだなぁ…。


　


　


　


　


_____________________体で払ってもらうとか？」

交渉成立→←交渉※修正

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