【skt】教師タラシに制裁を。

沖縄 ページ19

『やっと今日が来た！』

「さかたうるせぇ」

『酷っ！』

いやいや、あんだけ苦しい思いして、やっと今日が来たんやで？

めっちゃ嬉しいに決まっとるやろ！

「坂田、お前はもう生徒じゃなくて教師なんだからな？」

『わかっとるわかっとる』

「ほんとにわかってんのかよ…」

げんなりとするうらさんをよそに、おれは近くにいた男子高校生ときゃっきゃとはしゃぐ。

「浦田先生も大変ですねぇ」

ねっとりとした物言いに自然と顔がひきつる。

「おお、わかってくれるかぁ？………小野寺」

『げげげっ』

「なんですか、失礼ですね」

むすっとする小野寺。

正直こいつが近くに来るとろくなことがない。

「坂田せんせー。修学旅行の自由時間、一緒に回りません？」

いったいこいつは何をいっているのか。

『俺一応教師やで？』

周りの男子生徒は小野寺が俺をデートに誘ったと盛り上がっている。

お前らもまとめてぶっ飛ばしてやろうか？

「うらたせんせー、ダメですか？」

「まぁ坂田も一応教師だからな」

「そうですかぁ…」

しょぼんとする小野寺に、俺は少しからかってみることにした。

『なんや小野寺、俺と回りたかったん？お前、俺のこと大好きすぎやろ〜』

「はい、大好きですよ？」

『…え？』

まさかの反撃に俺がうろたえる。

「なぁに本気にしてるんですかぁ？生徒に手を出したらダメですよせんせ」

くすくすと笑う小野寺に、俺はまたまた「小野寺ー！」と大声を出すのだった。

○

○

○

「…ま、お前がどうしてもって言うなら、少しだけなら貸してやるよ」

「え、いいんですか？浦田せんせ」

「あぁ、だけど気を付けろよ？あいつ、意外と女子生徒に人気って噂だからな」

「それ浦田せんせーが言うんですか」

「は？どういうことだ？」

「浦田せんせーもイケメンって人気ですから」

○

○

○

あの会話のあと、俺と小野寺が付き合うとかいう変な噂が流れてたという。

絶対近くに居合わせた男子が面白半分で広めやがったな…この…。


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最近更新できてなくてごめんなさい。
受験でほとんどうらつく触れてなくて…(--;)
ほぼ失踪状態みたいになってしまってて申し訳ないです(--;)

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