きせき ページ24
「Aちゃん、意外と危機感ねえな」
キヨくんが笑いながら呟く。
『そうですか？』
エッ、と咄嗟にキヨくんの方を見るとふふ、と静かに笑っていた。
「ワンナイトしてるくらいだし危機感ありありだと思ってた」
ねえ？なんて笑ってきて、咄嗟にもはや叫ぶ。
『アッ、それ聞いてたんですか！？』
「まあね、びっくりしたけど」
ニヤリと笑う彼は、なんとも思っていなそうで。
『キヨくんにはバレたくなかったんですけど』
「別に俺は軽蔑しねーから、安心して」
大丈夫、なんてニヤリ笑ってぽん、と頭に手を置かれる。
キヨくんの大きな手がどことなく安心した。
『…ごめんなさい、変なキヨ担で』
「別に、プライベートだし気にすんな」
きっとキヨくんは私のためを思って言ってくれた一言なのだろうけれど。
『…どうも、ありがとうございます』
やっぱり"ファン"と"アイドル"なんだなあと、当たり前ながら実感して。
なに自惚れてたんだろう。
悲しくなった。
「どした、Aちゃん」
私のなんとも言えない気持ちを汲み取ってくれたのか、キヨくんは顔を覗き込んできた。
『キヨくんとまた話せたことが奇跡みたいだな、と思いまして』
奇跡、ねえ。
ぶすっとした声で呟いた彼は、またぽん、と頭を撫でてこう言った。
「…Aちゃんが俺のためにしてくれた努力の結果だろ？」
そんな物悲しい顔すんなよ、なんて細くて綺麗な指先で私の頬をつついてきた。
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さぴ(プロフ) - あみさん» 作者ですこんにちは！コメントありがとうございます。気持ちが大事ですよね！！読んでくださりありがとうございました！ (2021年2月27日 12時) (
レス) id: 192b9377ce (このIDを非表示/違反報告)
あみ - ずっとkyのこと好きでいたいです。いつか飽きてしまうのが怖いです。どうしらいいですか？(知らん この作品尊いです (2021年2月25日 14時) (レス) id: 6eb6482913 (このIDを非表示/違反報告)
さーぴお(プロフ) - ぴえんちゃん??さん» 作者ですすみませんおくれましたあああありがとうございますすきです (2020年11月23日 23時) (レス) id: 192b9377ce (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんちゃん??(プロフ) - えっっっむりしんだとうといkyくんがkyだすごいむりとうといかっこいいいけめんむりしんだかわいいかっこいいきぃろちゃんかわいいしぬあまちゃんかわいいおしをあいしてるかんじすごいかわいいしぬ (2020年11月9日 0時) (レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
夏瞬(プロフ) - ゆう。さん» コメントありがとうございます！！とっても嬉しいです；私自身も書いてて楽しい作品なのでアイドルパロ短編集作ろうかな？？とこっそり計画してます笑 あと少しですがどしどし更新頑張りますので、お付き合いくださると光栄です！！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 1c5e1dfa2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぴ | 作成日時：2020年3月15日 22時
