閉じ込めたくて【そらる】

PSYCHOPATH 25 ページ26

そらる side



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『 ねぇ。強い。力強い。苦しい 』

｢ ……っ､ごめん。 ｣

『 気持ち悪い。今後あんまりこんな事しないで 。』

｢ うん…ごめん。 ｣

『 ……だけどね。 ありがとう。 少し嬉しかった。 』

｢ ……っ。｣

『 やめろ､触るな 』

｢ は〜い。 ｣




Aは俺に初めてありがとうと言い微笑んだ。
"笑った"には入らないぐらいだけど､俺にはわかった。この3週間ぐらい､ずっとAを見ていたからね。

それが嬉しくて…理性が吹っ飛びそうだ。



もう､なんで壁を簡単に壊そうとするのかなぁ…。


｢ 俺の壁はAに攻撃されるとほぼ100％壊れる。 なんでだ。Aが強いの…??俺の壁が強いの…?? ｣


『 ……なにその独り言。 』

｢ …Aのせいだよ?? ｣

『 なんのことか分からないけど殺しそう。 うざいんだけど。 』

｢ A。 ｣

『 なに。 』

｢ 俺はAが好き。だけど…Aが罪を犯したことについては､理解したくない 。ただ …… あの時君があの場にいたおかげで､俺はAに出会えた。それだけは嬉しいよ。 ｣


『 そっか。 』



｢ んーもう好き!! ｣

『 やめてって! 』

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