PSYCHOPATH 16 ページ17
?? side
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……
『 変なやつ 。 』
そう言って、君は少し口角をあげた。
今まで言われてきた「変なやつ」という言葉よりすこし、特別に聞こえた。
優太 「 お兄ちゃん、さっきのねーちゃんすごくいい奴だったよ !! 」
「 そっか。 そうだよね。 僕にもそう見えたよ。 」
優太 「 おれを分かってくれたんだ!! お兄ちゃんも、友達がいないおれだけど… 理解してくれる?? 」
「 ……もちろん。 」
そっか。優太が彼女に心を開いた理由がこれか。
彼女は、 僕よりも先に優太を安心させたんだ。
自分は味方、大丈夫って。
優太 「 さすがおにーちゃん!! お兄ちゃんも… お兄ちゃんのその "性格" も、きっとあのねーちゃんならわかってくれるよ !! 」
「 … どうだろうね。でも、僕彼女ともう会えるかもわかんないからね… 。 」
優太 「 会えないの…?? 」
優太は寂しそうに僕を見た。
「 わかんない。 もしこれが…運命だったら、きっと次も神様が引き寄せてくれるはずだよ。 でも… 僕はあの子の、 名前も、連絡先も、何も知らない。 」
わかったのは 彼女も人と違うところがあるということ。それだけ。
変わり者はすぐに変わり者を見分けることができる。
優太 「 名前?? 名前なら知ってるよ!! 確か、(人1)だって! (人1)ってしらべればいつでも出てきて、そばにいてくれるんだって!! 」
「 (人1) …………っ 」
思い浮かんだのはひとつの歌
透き通った歌声
情報を捜していたけど
何も掴めずにあきらめかけていた。
もしもあの子がそうならば … 。
あの子に会えたということは、これから先あの子と関わる運命なのかもしれない。
僕は"偶然"なんて信じない。
この世は"偶然"と呼ばれるものは全て運命で、"偶然"なんてものは本当は存在しない。
この世は"必然"で出来ている
だから。
「 (人1)…。 (人1)……。」
僕達は巡り会う運命だったんだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……
271人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もっちゃこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます♪ (2017年4月24日 20時) (レス) id: 1c90b376b0 (このIDを非表示/違反報告)
ワン公(プロフ) - 愛花(仮)さん» ありがと(*^^*) (2017年3月12日 17時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - ワン公さん» ヤンデレ良き! (2017年3月12日 13時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
ワン公(プロフ) - 愛花(仮)さん» うん!!笑 (2017年3月12日 11時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - おっ!!更新されてる! (2017年3月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ワン公 | 作成日時:2017年2月20日 22時