PSYCHOPATH 14 ページ15
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そらる 「 Aさんと話に来ました ! 」
「 … 悪いけど、Aは居ないよ 。 」
そらる 「 へ ? 」
「 お前が来るとわかって、逃げた 。 」
☆☆☆☆☆☆☆
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
あなた side
そらるから逃げるため、私は起きてすぐ用意された服に着替え、ケータイを持ち外に出た 。
充電は100%だし 。色んなところで時間潰しておこう 。
あいつもさすがにずっと待つわけないでしょ 。
ふと、公園を通りかかった 。
たくさんの子供のはしゃぐ声 。
私は、 そんな声が本当に嫌いだ 。
うるさいのは 嫌い 。
もしかしたらそれは、自分は昔うるさく出来なかったからなのかもしれないけど 。
『 … ん ?? 』
よく見ると、はしゃぐ子供たちの隙間から、ブランコにのってる男の子の姿 。
1人で ブランコに乗っている 。なのに、ブランコはこがず、ただ乗るだけ 。
俯いて 何かを見ていた 。
昔の私に似ている 。
だからなんとなく、声をかけたくなった 。
『 君。 なにしてるの? 』
「 … ブランコです 。」
『 こがないの? ブランコは揺らすものじゃない。 』
「 漕ぎたいわけじゃないので、大丈夫です 。」
『 友達は? 』
「 … いない 。 」
『 … そっか 。 1人でブランコに座ってたいやつなんかいないよな。 ただ、友達がいないからこうやってるしかないんだよな 。 』
「 …っ、 おばさんに何がわかるの !? 」
『 おばさん? 私、まだ若いんですけど 。 あんたみたいなただのガキよりよっぽどましだわ。 ただ…私も友達、いなかったの、昔。 』
「 友達なんていらない。 だって… 」
『"だって誰も理解してくれないから。" ……だろ? 』
「 …っ、なんで 。 」
『 分かるよ 。 私も、お前と同じで、普通の人と考え方が少し違うんだ 。だから…皆から変人扱いされて、 誰にも理解されなかった 。 だから友達もいなかった 。 』
「 … おばさんも?? 」
『 つぎおばさんって言ったら殺すからな。 …だから、私はずっと辛かった 。 でも良かったな。お前には、私という理解者ができた 。 これからはお前と一緒に遊んでやる 。 だから悩んで … 変なことを考えるなよ。』
「 変なことって? 」
『 それは …。 』。
271人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もっちゃこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます♪ (2017年4月24日 20時) (レス) id: 1c90b376b0 (このIDを非表示/違反報告)
ワン公(プロフ) - 愛花(仮)さん» ありがと(*^^*) (2017年3月12日 17時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - ワン公さん» ヤンデレ良き! (2017年3月12日 13時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
ワン公(プロフ) - 愛花(仮)さん» うん!!笑 (2017年3月12日 11時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - おっ!!更新されてる! (2017年3月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ワン公 | 作成日時:2017年2月20日 22時