【D.O.】 dangerous zone ｰｰｰ歪むｰｰｰ【CHAN YEOL】 (ページ3)

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D.O. side ページ3

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｢はーい。｣

Aがそう言うと、突然鳴り出す電話の音。俺の携帯を確認してみるけど、どうやら俺のはなっていらしい。

Aは自分のケータイを確認すると、
『ちょっと待ってて』と立ち上がる。
電話の声は何を言っているかわからないが男。Aは喧嘩しているみたいだ。

数分後、やっと話し終えたAは俺のところに戻ってくる。だけどその後、元気はなかった。

｢……何かあった？｣

『ううん、何も無いよ。気にしないで、食べよ！』

なんて言ってAは運ばれてきたケーキを頬張る。｢食べっぷりは昔と変わらないんだな｣なんいうと｢なによ｣と頬をふくらませながらそっぽを向く。
馬鹿なだなぁ、Aは。隠し事なんて俺にはバレバレなのに。Aも知ってるはずだ。
……俺が隠し事が大嫌いなことを。Aの嘘は特に許せないってことを。

｢…………住む家は探した？｣

『ん、あ、まだ～』

｢そっか。俺の方で手配しとくよ｣

『ありがとう！家ぐらい自分で探せるのに～』

｢お願いとかないの？どんなところがいいとか｣

『うーん、ギョンスの家の近く！困ったらすぐにスーパーマンギョンスに来てもらう！』

｢馬鹿か、そんなに暇じゃない……っていうか普通の人よりは忙しい｣

なんて他愛もない会話を交わす。
そんな中でも、俺は電話の相手が気になって仕方がなかった。

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