人の不幸は蜜の味。【緑】

#17 ページ17

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部長とは何度かお昼ご飯を食べたりさせてもろて。

めっさいい人で、不思議なくらい惹き込まれる。

聞いたところによると、彼女はおらんらしい。

どうしてこんな人に彼女が出来んのか不思議やったけど


お得意のマンガ思考で

｢〇〇くんはみんなのものだから！独り占めしたらシメる｣

みたいな暗黙のルールがあることを何となく悟った。





『小瀧くんってなんでそんなに図々しいん？』


小｢いや図々しくなんかないやろ｣


『いや、部長と自分比較してみって。なんかちっぽけに見えへん？人の身長馬鹿にしてさ。』


小｢馬鹿にしてへんやん｣


『じゃあその肘どけてくれるかな』


小｢えーーー！ここら辺にええ肘置きあるな思てたらAやったん！？｣



『まじころすぞ』


小｢いやん｣




部長やったらそんなことしいひんもん、


なんて直ぐに部長と比べてしまうのは悪いくせなんかな。

やばば。恋の始まりですかね？

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