待ち焦がれた前日譚−�� ページ39
後日、安室さんに言われ朝にポアロに行く事となった。伊達眼鏡ヨシ、帽子ヨシ、マスク型変声機ヨシ、吉田歩美ヨシ…では無いが、重装備でポアロに向かおうとすると…
「安室…さん？」
――安室さんが行き止まりの方で、黒い帽子を被った人と向かい合っていた。
「遥斗さん？これからポアロに来る途中だったのか」
「なんかお邪魔したようですみません…」
「誤解だ」
「大丈夫ですよ、例え安室さんがどんな人であろうと僕達は友達ですから」
「違うからその妙な勘違いはやめてくれないか？」
安室さんが腕組みをして呆れ、僕は何事かと近付いた。…ん？この男、見覚えがあるな…
「遥斗さん、彼と知り合いかい？」
「………。いえ、人違いのようです。それよりどうしました？」
いややっぱめっちゃこの人見覚えあるわ…主要キャラでも無いし、じゃあ誰？と思ったら…あむサンドに惹かれて安室さんの後をつけてたサンドウィッチマン(比喩)だわ。
「どうやらこの人がしばらく、僕の後をつけていたようでね…」
「安室さんにもようやくストーカーがつきましたか」
「"ようやく"って何だい？」
そのまんまの意味です、と正直に話したらなんかあむパンチが来そうなので適当に笑って誤魔化す。どうでも良いけどあむパンチってなんかアソパソマソのパンチみたいな…
とくだらない事を考えていると、その男は安室さんを尾行してた理由を白状し、共にポアロへ行く事となった。そんなホイホイレシピを公開していい味じゃないと思うんだけど…
「…そしてここに味噌を入れます」
「味噌がミソなんですね」
「遥斗さんは一回黙っててください」
辛辣ゥ！
いつの間にか来てたコナンくんと共にハムサンドが出来る過程を眺める。こう見えて安室さん、昔は料理からっきしだったのが意外だ。このハムサンドも、諸伏さん直伝なのかな？
(――彼も助けたかったなぁ)
いくら原作知識があるとは言え全員は助けられない。僕自身にも限界があるし、いつ誰がどこで、と書かれてるならまだしも、詳細が分からないと。どこかの廃ビルという事は分かるんだけど…
「遥斗兄ちゃん、どうしたの？暗いカオしてるよ」
「え？ああ…安室さんって妖精なのかなって」
「どういう事？」
「ジャムおじも実は妖精なんだぜ。つまりはそういう事」
「だからどういう事？」
「名古屋市を名古屋県って呼ぶのと一緒かな」
「ボクここまで会話が成り立ってないの初めて」
適当にコナンくんをあしらってると、ハムサンドが完成した。
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想世(プロフ) - ﾁｯｽﾁｯｽさん» コメントありがとうございます。本編と異なる可能性もありますが、次回は大体あんな感じでお送りします。 (2022年8月6日 6時) (
レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｯｽﾁｯｽ - 次回予告✨ (2022年8月5日 17時) (レス) id: 87f77450ee (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - わさびもち！さん» コメントありがとうございます。気に入っていただいて何よりです。 (2022年8月4日 16時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
わさびもち！(プロフ) - 好きです…好きです…最高に好きです…すき… (2022年8月4日 2時) (レス) @page50 id: bc0339f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - ???さん» コメントありがとうございます。応援していただきとても嬉しいです。 (2022年7月25日 19時) (レス) @page40 id: 242a51c45c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想世 | 作成日時：2022年7月6日 15時
