異常な通常運行−�� ページ27
やべ〜〜〜〜〜ぜってェやらかしたこれェ！！
二人が帰った後、悶々としながらベッドの上でゴロゴロと左右に転がり続ける。僕は別にコナンくんと敵対するつもりも無かったのに、何で怪しい事ほのめかしちゃったんだ！
(慌てすぎて脅迫まがいの事しちゃったし！)
彼らの事はむしろ好きだ、だから多少警戒されるならともかく嫌われるのはイヤだね！
(…ま、最悪の未来は免れたか)
コナンくんが見た金庫を思い出す。ああ、やはり人が来る事を想定していて良かった。
(見せられるワケ無いだろ、金庫の中身は)
――"名探偵コナン"の漫画、そのものが入ってるなんて。言えるワケが無いだろ？
着信音が鳴り響く。…夕食時だってのに、誰だ？
携帯を見ると…"父"の一文字。その字を見て億劫になりながら、それでも明るい声色を準備して電話に出る。
「もしもし」
［ああ、もしもし遥斗くん。今は大丈夫かい？］
「平気。父さんは仕事終わり？」
［そんな所さ。少し君に聞きたい事があってね］
「…聞きたい事？」
電話口の向こうは静かだった。車の中かな…案外、運転中も通話するみたいだし。
［いや、前に君が連れてきた友達についてね。良ければ聞かせてくれないかと］
「え…まあ別に良いけど。何で？」
［はは。いやなに、東都での遥斗を全然知らないし、まさかああいう人たちと交友関係を持ってるとは思わなくて。少し意外でね」
要するに興味本位なのか。えー…
［だから明日の夜、会えないか？君の家で］
「まあ構わないよ。…あ、夕飯は一緒に食えないよ」
［そうなのか？じゃあ晩御飯は食べてから向かうよ］
はいよー、と軽い返事を最後に通話を切る。
…にしても、珍しいな？父さんがわざわざ家に来るだなんて。
「邪魔するよ」
邪魔するなら帰ってー、といつものノリなら言いそうな言葉を飲み込む。彼相手にふざけるのは気が乗らない。ノリは良さそうなんだが…
「麦茶でいい？」
「じゃあそれで。にしても遥斗がまさかこんな立派な家に住むとは」
「あー…色々ありまして…身バレ対策にと」
「はは…遥斗は動画投稿者だもんな。身バレは避けたい所だろう」
「それが身バレしかけてる…」
「そうなのか？大変だね」
どうぞ、と麦茶を渡した。
「父さんだって仕事大変だろうに。しかもこっちと職場と家の行き来、時間かかるだろ？」
「まあ…とは言っても、実を言うとそこまで苦でもないさ」
そうなのか。コップの中の麦茶を半分以上飲み干し、その後も談笑を続けた。
異常な通常運行−�□�←後ろ髪を結った黒髪でマスクの男−��
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想世(プロフ) - ﾁｯｽﾁｯｽさん» コメントありがとうございます。本編と異なる可能性もありますが、次回は大体あんな感じでお送りします。 (2022年8月6日 6時) (
レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｯｽﾁｯｽ - 次回予告✨ (2022年8月5日 17時) (レス) id: 87f77450ee (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - わさびもち！さん» コメントありがとうございます。気に入っていただいて何よりです。 (2022年8月4日 16時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
わさびもち！(プロフ) - 好きです…好きです…最高に好きです…すき… (2022年8月4日 2時) (レス) @page50 id: bc0339f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - ???さん» コメントありがとうございます。応援していただきとても嬉しいです。 (2022年7月25日 19時) (レス) @page40 id: 242a51c45c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想世 | 作成日時：2022年7月6日 15時
