救済の代償−�� ページ6
何故か外のパトカーまで連れられ、後部座席に乗せられる。運転席に萩原研二が乗り、助手席には…
「ヤーさんっスか？」
「人を見て第一声がそれとは良い度胸じゃねぇか」
僕とタメ張れそうな天パに黒いサングラ、火は付けてないが煙草を咥えた松田陣平がいた。
萩原研二に松田陣平。原作では殉職した刑事であり、本来ならばこの世にいるハズが無い。お察しの通り、なんとか救済した。とは言え二人とは面識が無いので、実はこれで初めましてだ。
「僕何かしました？心当たりしかないんですけど…」
「心当たりありまくりじゃねぇか」
「この世に生まれたっていう罪が…」
「重い重い」
パトカーは発進する。どこ行くんだこれ？任意同行のような形であるとは聞いたけど、ちょっと恐ろしいぜ。
「あ、僕、倉間遥斗って言います。気軽にハルちゃんって呼んでもらって」
「フレンドリー過ぎるだろ」
「よろしくね〜ハルちゃん」
「お前も乗るな！」
萩原さんは結構ノリが良い。馬が合いそうだ！
「でハルちゃん、最近恨みを買われるような心当たりとかある？」
「心当たりですか。いっぱいありますけど…」
「どう生きたら警察に連れてかれるような事にも恨みを買われるような事にも心当たりがいっぱいあんだよ」
「あ、萩原さんでしたよね？萩ちゃんって呼ばせていただいても？」
「良いよ〜なんならタメでも」
「話聞け！萩は一旦黙れ！」
「そうカッカするとハゲるぜ天パー子」
「誰が天パー子だ！てかテメェも天パだろうが！」
「んだとゴルァ！？」
「テメェが言い出した事だろうが！！」
ぎゃーぎゃーと喧しくなる車内。元気が有り余ってんな。
「で、僕に殺害予告でも届いたんですか？」
「少しちげぇな。爆破予告状だ」
「…はァ！？爆破予告ぅ！？」
「詳しい事はついたら話すぜ。…それでハルちゃん、送られるような心当たりは？」
僕の爆破予告とはビックリである。詳細は実際に予告状を見なければ分からないし、イタズラ路線が高いかもだが…取り敢えず、事件なのは確定だろう。
「…倉間遥斗に爆破予告を？」
「いや、倉間遥斗の名前で爆破予告状が届いてる」
「僕の名前で！？」
流石にイタズラの度を超えている。そのままにしていたらまずいな…
「警視庁でも無実だろうってのが総意だ、安心しろ。今回の任意同行も形式だけのモンだ」
「そうですよね。バレなきゃ犯罪じゃないんで」
「何口走ってんだテメェ！？」
「どーどー、落ち着けって」
「誰のせいだと思ってんだよ！」
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想世(プロフ) - トめAと@カド松さん» コメントありがとうございます。過去だけでもSAN値ゴリゴリ削られてますね… (2022年8月11日 9時) (
レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
トめAと@カド松(プロフ) - SAN値ヤバそう･･･ (2022年8月11日 7時) (レス) @page49 id: 8b7bdbc23e (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 深夜さん» コメントありがとうございます。帰省の際に何かしらの悶着はありそうですね。 (2022年5月29日 19時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - コレお母さんとひと悶着あるパターンかな?(フラグ) (2022年5月29日 19時) (レス) id: 19b009e4f4 (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 時凪さん» コメントありがとうございます。執筆の励みになります。これからも更新を頑張らせてまいります。 (2022年5月29日 18時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想世 | 作成日時：2022年5月29日 16時
