複雑心中BBQ−�� ページ28
夕方、何事も無くバーベキューは終わろうとし、平和に片付けをしようとしたその時。
甲高い悲鳴が上がり、周囲の人々は悲鳴の主の方を見る。死体だけはやめてくれ、今食べてる最後の肉食べられなくなっちゃ…
「ひ…人が、川の向こうで死んでる！」
クッッッソ！(この世界の)親の顔より見た展開だよ！！
コナンくん達と関わる事のデメリットとして死体に慣れてしまうという事が挙げられるが、まさしくそうだった。肉、完食出来ちゃった…
地方のお巡りさんが現場検証し、それにコナンくんが首を突っ込む。阿笠さんも介入し、容疑者をどうやら3人まで絞ったようだった。
「ねぇねぇ遥斗兄ちゃん、誰が犯人だと思う？」
「…どうして僕に聞くのかな？」
「だって遥斗兄ちゃんが事件に巻き込まれた時、犯人言い当てたじゃない！」
「あれは容疑者が3人いて、なおかつ僕もそれに含まれてたから分かったんだよ。悪いけど、今回僕は役に立てそうにもないかな」
「…そっか」
「でも協力出来る事があれば言ってくれ、惜しむらくは無い事だし」
「うん、ありがとう！」
…おや？コナンくんの眼鏡が光った気がした。若干寒気がする…これはそう、まるでターゲットにされたかのような。
「遥斗兄ちゃんは、僕を子ども扱いするけど、大人扱いもするよね」
「…例えば？」
「"協力出来る事があれば"…まるで僕と対等、もしくは僕の方が上として見てるみたい。"危険だ"って言って遠ざけると思ってたんだけどさ」
「悔しいけど将来期待値としてはコナンくんの方が上に決まってんじゃん」
「…将来期待値？」
「身長の話」
ズコッ、とコナンくんがコケる。中々シュールだな。
「その話は後でにしようか。今は目の前の事件に集中しよう、名探偵クン？」
最後だけを強調して口角を上げれば、コナンくんは顔を強張らせて頷いた。
彼の尋問に対しては、内容によっては対応策がある。何せ彼は多くの秘密を抱えるクセに、他者の秘密を暴こうとする。
だったらこっちだって、それを利用したって良いよねぇ？
「…悪いカオしてるわ」
「踏み入っていいのは、踏み入られる覚悟のある人間だけって事さ」
「よく分からないけれど、あまりいじめないであげてくれる？」
「それは彼次第かなぁ。売られたなら恩も喧嘩もキッチリ返すよ」
「喧嘩は買わないのね」
「だって怖い」
「ビビり…」
うっせ、ほっとけ。
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想世(プロフ) - トめAと@カド松さん» コメントありがとうございます。過去だけでもSAN値ゴリゴリ削られてますね… (2022年8月11日 9時) (
レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
トめAと@カド松(プロフ) - SAN値ヤバそう･･･ (2022年8月11日 7時) (レス) @page49 id: 8b7bdbc23e (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 深夜さん» コメントありがとうございます。帰省の際に何かしらの悶着はありそうですね。 (2022年5月29日 19時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - コレお母さんとひと悶着あるパターンかな?(フラグ) (2022年5月29日 19時) (レス) id: 19b009e4f4 (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 時凪さん» コメントありがとうございます。執筆の励みになります。これからも更新を頑張らせてまいります。 (2022年5月29日 18時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想世 | 作成日時：2022年5月29日 16時
