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スコッチがNOCだとバレてしまった。
四人で任務を終えた帰り、僕が野暮用で車から離れている間のことだ。
メールが届いたかと思えば、その旨を伝えられた。
「スコッチ……！」
車に戻れば三人は消えていた。彼らの向かったであろう方角を推理すると、そちらへ全力で駆ける。
(頼む、無事でいてくれ……！)
スコッチは恐らくライとアサヒに追いかけられているだろう。
ライはともかく、アサヒの身体能力は異常だ。下手をすればもう…
「スコッチ！」
廃ビルの錆びた金属を蹴る音が夜に響く。らしくもなく動揺しているのは承知の上。
それでも早く向かいたくて、息切れも気にせず一気に階段を駆け上がった。
その扉の先に、待っていたのは――……
「ふんッ！！」
バキッ！と豪快な音を立て、握り拳によって真っ二つにされる拳銃だった。
「ゑ？」
握力によって台無しにされた銃は筋肉質な拳から落ち、床と衝突した。
何度見ても、その銃は一目見て使い物にならないと分かるくらいに二つに割れていた。
銃を壊した犯人――アサヒは銃に目もくれず、彼に追いやられているスコッチと向き合う。
「あ、あ……」
スコッチは目を見開き、迫り来る暴君に対して絶望している。
近くには僕に気付いたライもいて、今から銃を構えてアサヒを殺したところで、僕の組織での立ち位置が危うくなるのみ。
絶体絶命だ。
「悪く思わないでください、スコッチ」
「ぐっ……」
アサヒからは逃れられず、首に手刀をもらったスコッチはそのまま頸動脈への衝撃から気絶した。
倒れかけるスコッチを受け止め、アサヒは俵担ぎをする。
「バーボン、尋問は任せます」
「……はい？」
「俺やライより得意でしょう。報告は俺がしますので、公安のネズミから情報を引き出してください」
「待て、アサヒ。本当にバーボンに任せ――」
「せめてｱｻﾋｨ↓とお呼びください」
「今はそれどころじゃないと思うが」
僕に渡されるスコッチの身体にライは反抗するが、アサヒの謎のこだわりが発動し、封殺された。
「はい、お任せください」
これはチャンスだ。
ヒロを安全に助けられる。
「ｱｻﾋｨ↓は報告だけお願いします。ライは車から縛るものを持ってきてください。いつ起きるか分からないので」
「はい。行きますよ、ライ」
「おい、アサヒ――」
「ｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓です」
「それはどうでもいいだろう！」
ライは声を荒げたが、アサヒは聞く耳を持たなかった。
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想世(プロフ) - 紅弁慶さん» コメントありがとうございます。ｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓ はしつこすぎず、薄まらないよう気を遣いながら入れているので、そのようなところに気付いていただけて嬉しい限りです！ (4月6日 13時) (
レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
紅弁慶(プロフ) - 想世さん» あぁ…流石要所要所にｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓を匠に入れるｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓さんだ…。ｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓さんは本当にうまーく、何気なく出すんですよ… (4月6日 1時) (レス) id: 3f79d1fd3d (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 紅弁慶さん» ｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓「たとえ死んでも、俺はｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓だし、ｱｻﾋｨ↓ｽｩﾊﾟｧ↑ﾄﾞｩﾙｧｧｧｧｲ↓であることを誇りに思う！！」 (4月5日 21時) (レス) @page36 id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
紅弁慶(プロフ) - 残念だったな…工藤くん……死んでもそのこだわりは直せないんだな、これが… (4月5日 21時) (レス) @page36 id: 3f79d1fd3d (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます。こんな ひがいを うみだすとは あさひは やっぱり すっごいわるもの まる(小並感) (4月5日 16時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想世 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2024年3月25日 9時
