㉓ ページ23
「――というわけで、アサヒスー◯ードライが協力者になった」
「アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓です」
「えぇ…」
組織壊滅への作戦が立ってから、公安内の仲間とFBIの協力者、それとコナンくんにもアサヒを紹介した。
初手の巻き舌に、室内は困惑に包まれた。
「お久しぶりですね、
「お前こそ相変わらずだな。主に頭が」
「
「やかましい」
元々は敵でガタイの良い男が真顔でふざけているのだ。
空気が地獄になるのも致し方あるまい。
「…その男、本当に大丈夫なんでしょうね?」
FBI捜査官のジョディ・スターリングが声を上げる。
それに対して、ヒロが反応する。
「オレや赤井はアサヒィ↓に見逃してもらったこともあるし、アサヒィ↓が提供してくれた情報の裏取りも公安の方で取れている。一定の信ルァイは置けるハズだ」
「いやその妙な発音は何なの?」
「ついクセで…」
ヒロ…アサヒに毒されてるな…
僕も最近はあの広告を見るだけで噴き出すようになってしまった。ア◯ヒビールに顔向けができない。
ヒロに同情的な目は向けつつも、赤井はアサヒへ口を開く。
「アサヒ、一つ聞きたい」
「
「その返事はやめてくれないか」
そろそろ訴えられろ。
「明美が行方不明になって以来、音沙汰が無い…君なら彼女が今どうしているか、知っているだろう」
そういえば、一時期はアサヒが宮野明美とシェリーを組織から逃がしたのではないかと噂になっていたか。
「あ、それはね…」
「待ってくれ、江戸川コナン」
コナンくんは事情を知っているらしく、口を挟もうとした。
が、アサヒがそれを手で制し、視線を落として顔を俯かせる。
「彼女は…もう……」
言葉の節々に、哀愁を漂わせながら。
「…まさか、明美に何かあったのか?」
「はい……今頃新天地でOL生活を堪能していると思います」
「紛らわしい溜めを挟むな」
無念そうに顔を下げるから、良くないことでも起きたのかと僕まで思ったじゃないか。
本当に心臓に悪い男だな。
だが赤井をも驚かせたようで、正直気味は良い。
「組織を壊滅させるためならどんな協力も惜しみません。俺にできることなら何でもします」
第一印象はきっと良いものではなかっただろうが、アサヒはそう締めくくり、ひとまず組織壊滅のためのチームに加わった。
194人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
想世(プロフ) - 紅弁慶さん» コメントありがとうございます。アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓ はしつこすぎず、薄まらないよう気を遣いながら入れているので、そのようなところに気付いていただけて嬉しい限りです! (4月6日 13時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
紅弁慶(プロフ) - 想世さん» あぁ…流石要所要所にアサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓を匠に入れるアサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓さんだ…。アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓さんは本当にうまーく、何気なく出すんですよ… (4月6日 1時) (レス) id: 3f79d1fd3d (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 紅弁慶さん» アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓「たとえ死んでも、俺はアサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓だし、アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓であることを誇りに思う!!」 (4月5日 21時) (レス) @page36 id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
紅弁慶(プロフ) - 残念だったな…工藤くん……死んでもそのこだわりは直せないんだな、これが… (4月5日 21時) (レス) @page36 id: 3f79d1fd3d (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます。こんな ひがいを うみだすとは あさひは やっぱり すっごいわるもの まる(小並感) (4月5日 16時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:想世 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2024年3月25日 9時