結ウソツキ法

ウソツキ法76 ページ18

凉夜side

ってか、軽くスルーしたよな？

珍しいな…

「A！勝手に持ってダメじゃないのか？こっちに渡して…俺が元に戻すから」

お菓子をちらつかせながら言った

餌付けなのか？

しかし＿＿

「お菓子は私、食べてるからいいの

っで？凉夜分かった？怪盗ライがどこにいるのか…」

俺に言ってたのか…

部屋を見ても人影なんてなかった

「氷神…Aをどうにかしてくれ」

何故かAは冥王星の模型で遊んでる

あのなかに宝石あるんだよな？

しょうがない…優輝の手伝いを…あれ？

「あんた…優輝じゃないな？」

そう言うと冗談は止めてくれよーと言って笑った

「優輝は俺の事を氷神なんて呼ばない…お前が怪盗ライか!!」

Aさんは正解といって微笑んだ

「ﾌｯ…バレたならしょうがない

もう、宝石は手に入ったからな」

キラリと輝く宝石が怪盗の手の中にあった

いつの間に!?

「それ、本物なのかな？」

やれやれとした感じの口調で怪盗を惑わす

「君にはとても驚いているよ…あんなにあっさりと問題をとかれて偽物まで作ってしまうなんてね

前も危うく捕まりそうだったが今回はそう簡単に騙されないよ？」

金山の時も言っていたAが偽物と本物をすり替えて逃がしたと…

でも、なんで分かったんだ？

「今宵は目的の宝石と君…Aに会えた

本当は普通に会いたかったんだけどバレそうだからこうしてここにいる

それじゃあ、また会おう」

窓を蹴破って仲間のヘリで逃げていった

「A!!早く追おう!!」


逃げられてしまうそう焦ると…

「………大丈夫よ

私達はウソツキ法取り締まり役員なんだから


ウソつくやつが誰であろうとも絶対に逃がさない…それが、ポリシーでしょ？」

企みのある笑みを浮かべていた

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