嘘六つめ。 ページ7
*
「あ、やっちゃいました。どうしましょう」
入学式当日。
虚は見事に寝坊した。
元々、朝には弱いので寝坊することは何度も会ったのだが。
まさか、入学式当日に寝坊するなんて思いもよらなかった。
すぐさま寝癖を『なかった』事にして、さらさらになった髪を結い、制服に着替える。
パリッとした制服の質感に新鮮さを感じ、鞄を持った。
教室の場所、位置、風景。共にOK。
まあ、どう頑張っても遅刻であることは明白。
……まぁ、行かないよりは全然良いですよね！
それじゃあ、私が教室の扉の前に『いなかった』のを『なかった』事に！
「……っと、あっ。イズくーん、一ヶ月ぶりですね！お元気でした？」
「えっ！？今、何処から……ワープ系の個性？いやでも断定するのは早い。そもそもワープ系だったとしてそのワープの範囲がどれくらいあるかないかで出来ることが決まってくるし、一日の回数制限とかあるかもだしブツブツブツ……」
「君！何が何だかは解らないが人を踏んづけるのは止めた方が良い！」
「下！下！」
「下ですか？」
降り立った丁度、視界に出久が映り。虚は笑顔で挨拶をする。
何だか視界が高いなと思った瞬間。堅物そうな眼鏡の人に注意され、彼女は頭を傾げた。
次は、ショートボブで可愛めの人が手を下に指している。
それに従い、下を見ると。なんと虚は人を思い切り踏んづけてしまっていた。
「あら？あらあらあらあら！何だか地面が柔らかいなと思ったら人を踏んづけてしまっていたんですね！ごめんなさい」
「謝る気があるなら退けろ沫嘘」
「はーい！了解でーす！あ、スカートの中は
「ガキに興味は無い」
ウィンクする虚に寝袋の中の男は淡々とそう返す。
目の前の出来事を、一同。呆然と見つめていた。
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はむ(プロフ) - 言葉選びが好きです、 (2021年8月26日 0時) (
レス) id: 9bb4746f4d (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 莉兎さん» 私の小説で楽しんでいただけて何よりです〜！！更新遅いですがコツコツ頑張っていくのでよろしくお願いします(｀・ω・´) (2018年7月22日 3時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎 - 凄い続き気になります、、、！めっちゃ楽しい(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o)))、、！ (2018年7月10日 22時) (レス) id: 8e6cda3aa7 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 血華さん» わーっ！これからもドキドキできるような小説を書けるように精進します！応援、ありがとうございます〜！ (2018年4月4日 5時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
血華 - 凄く面白かったです！読んでいてドキドキしました！これからも応援してます！ (2018年3月31日 1時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雨 | 作成日時：2016年8月17日 9時
