嘘二十。 ページ23
*
「先生！ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか！？」
ガション！と音を響かせ、手を挙げる少年。
何処かのアニメに出てきそうだな。なんて漠然と思った。
「いいや！もう二歩先に踏み込む！屋内での
「対人戦闘訓練…」
ぽつりと虚が呟く。時間的にタッグだろうか？
そうなれば、個性の相性も大事になってくるだろう。即興で相手と連携出来るかも重大なところだ。
――…普通の個性なら。
んふふ、といつもの独特な声を響かせ、虚は愉しそうに脚でリズムを刻む。
「監 禁・軟禁・裏商売…このヒーロー飽和社会。真に賢しい
咳払いをし、オールマイトは屋内戦の大切さについて簡潔に解りやすく述べた。
――まあ、私には関係性の薄いことですけど。
攻撃の主力になる事も、相手をサポートすることも。この個性なら容易な事だと虚は哂う。
「君らにはこれから「
「基礎訓練もなしに？」
「その基礎を知るための実践さ！ただし今度はブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ」
蛙吹の質問に、オールマイトはガッツポーズをとりながらそう返した。
それはそうだろう。まず前提として一般人のいる屋内なのだから。
大暴れして周りのモノを壊すだけなら、一般人でも出来る。
しかし、虚達が目指すヒーローというものは、一般人を守り、尚且つ
「勝敗のシステムはどうなります？」
「ブッ飛ばしてもいいんスか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…？」
「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」
「そもそも奇数ですから一人余ってしまうのでは？」
「このマントヤバくない？」
「んんん〜〜聖徳太子ィィ！！！」
一人、授業の質問になっているのかは分からないが、六人、一斉の質問にオールマイトは思わず聖徳太子と叫ぶ。初めての実践の授業ということもあってか、どこかしらみんな興奮しているようだった。
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はむ(プロフ) - 言葉選びが好きです、 (2021年8月26日 0時) (
レス) id: 9bb4746f4d (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 莉兎さん» 私の小説で楽しんでいただけて何よりです〜！！更新遅いですがコツコツ頑張っていくのでよろしくお願いします(｀・ω・´) (2018年7月22日 3時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎 - 凄い続き気になります、、、！めっちゃ楽しい(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o)))、、！ (2018年7月10日 22時) (レス) id: 8e6cda3aa7 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 血華さん» わーっ！これからもドキドキできるような小説を書けるように精進します！応援、ありがとうございます〜！ (2018年4月4日 5時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
血華 - 凄く面白かったです！読んでいてドキドキしました！これからも応援してます！ (2018年3月31日 1時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雨 | 作成日時：2016年8月17日 9時
