6.止まれない ■ ページ7
キヨside
コンビニで綾鷹とか色々買うために外に出た。
そしたら誰かが「レトさん！？」とか騒いでるから
「ああ、やらかしたな。このキヨ様が助けてやろう！」って思って
探したら…まさか好きな人とレトさんがキスしてるところを見てしまった。
付き合ってる？まさか。
とか、考えていたら勝手に口から出ていた。
「お前ら…何してんの…？」
って。
「き、キヨ君！？」
『あ…知り合いなんですね』
「……付き合ってんの？」
一番聞きたかったことをやっと言えた。
『え…？そんなわけないですよ！』
「……じゃあ！」
大声を出したら肩がビクッとなっていた。
「なんで…キスなんかしてたんだよ」
『あ…それは…』
「……サクちゃん。もう行こう。」
「…待てよ。
俺も連れてけ。」
「なんでキヨ君を連れてかなあかんの『レトさん。』
……分かった。」
あれから、5分くらい歩いてレトさんの家に着いた。
「適当に座ってや。なんか飲み物とってくるから。」
レトさんがキッチンの方に行った時だった。
俺もわけがわからず押し倒していた。
『え…？…っ、んっ……ふっ
清川、さん…』
「キヨ。キヨって呼んで。
じゃないとまたキスする。」
『キヨ…さん…んんっ、ふぁ…やっ、な…』
「……キヨ。」
首筋、腕、足にキスマークをつける。
『んぁっ、ふっ…や、らぁ…！やめぇっ…』
弱々しい力で俺の胸を叩いてくる。
俺は何をしてるんだ。
こんなこと、嫌われてしまう。
『ふっ、やめっ…う、うう…ごめっ、なさ…』
自分の両腕で顔を隠す。
多分、泣いている。
…俺は好きなやつを泣かせたのか。
でも俺は止まらなかった。
いや、止まれなかった。
『あっ、やぁっ…ヒ、ラくっ…レトさ…』
ヒラ…？
なんでヒラのこと知ってんだよ。
そのことで頭は埋め尽くされて、行動がやっと止まった。
「飲み物持ってきたで。…！キヨ君！何してるん！？」
レトさんが飲み物をテーブルにすぐおいて俺とAを引き剥がす。
「あ……」
「キヨ君…！？」
『ふっ、う…ごめっ、なさぃ…』
気付いたら俺も泣いていた。
レトさんは俺らを心配していたりして、
あと2人は泣いている。
すごい絵面だ。
_____________________
おっふ…
ごめんなさい()
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作者名：歌詠鳥 | 作成日時：2018年1月11日 13時
