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お昼休み、一人で図書準備室でお弁当を食べる。
さとみくんは私のことを見ることもなく、莉犬とどこかへ行ってしまった。
「……Aちゃん、具合悪い?」
「え?」
「さっきからぜんぜん食べてないから」
心配してくれるるぅと先生の優しい瞳を見ていたら、自然と涙が出てきた。
「えっ? Aちゃん?」
るぅと先生が焦った声をあげる。
「先生……私もうダメかも」
「どうしたの? 落ち着いて、ゆっくりでいいから話してごらん」
るぅと先生は私の隣に座るとそっと背中を撫でてくれた。
その手が暖かくてますます涙が止まらなくなる。
「さとみくんに嫌われたかも……」
自分で口にすると、それはさらに現実味を増して自分の心へと突き刺さった。
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白星(プロフ) - すのさん» お返事遅くなってごめんなさい💦 応援ありがとうございます💕 これからも頑張ります! (2022年11月17日 9時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
すの - 殿堂入りおめでとうございます。陰ながら応援していました。続編も頑張ってください!この作品面白くて好きです。 (2022年11月5日 2時) (レス) @page48 id: 4bda8c773a (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» ありがとうございます! ぐらつきました? やった!笑 (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - さうざんとりーふさん» いつもコメントありがとうございます💕 カッコいい感じに書きたかったのでイケメンって言っていただけて嬉しいです (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - いや私だったら素直に揺らぐわってか真面目にぐらついた←なんのぐらつき (2022年11月2日 22時) (レス) @page47 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白星 | 作成日時:2022年9月8日 20時