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連れてこられたのは屋上へと続く階段。
いつも通りさとみくんはポケットから鍵を取り出すと扉を開けた。
外へ出ると青空が広がっていて、それを見た自分の身体からふと力が抜けたのが分かった。
いつの間にかすごく緊張していたみたい。
私あの人、やっぱり苦手だ。
よく知らない人にこんなこと思うのも良くないけれど、私やさとみくんに近づく意図がわからないし、そもそも相手も私に対していい感情を持っていないのが分かる。
「Aちゃん、立ってないでこっちおいで」
さとみくんに呼ばれいつもの場所に並んで座ると、さとみくんが私の手に手を重ねてきた。
「ねえ、Aちゃん。 俺の知らないところであいつと会ったりした?」
あいつと言うのはもちろん元カノさんのことだろう。
「会ってないよ。 この前学校に来た時と、今日で2回目」
「じゃあ、あいつから何か言われたりされたりしてない?」
心配そんな目で見つめられる。
『さとみ、エッ チ上手でしょ?
まあ、私とはお互い初めてだったから最初は大変だったけどねー』
ふいにさっき言われた言葉が脳裏に浮かんだけれど、これをさとみくんに言うのはなぜだか抵抗があった。
「……とくに、なにもないよ」
「ほんとに?」
「うん……ほんと」
さとみくんに隠し事をしてしまった罪悪感からツキリと心が痛んだ。
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白星(プロフ) - すのさん» お返事遅くなってごめんなさい💦 応援ありがとうございます💕 これからも頑張ります! (2022年11月17日 9時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
すの - 殿堂入りおめでとうございます。陰ながら応援していました。続編も頑張ってください!この作品面白くて好きです。 (2022年11月5日 2時) (レス) @page48 id: 4bda8c773a (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» ありがとうございます! ぐらつきました? やった!笑 (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - さうざんとりーふさん» いつもコメントありがとうございます💕 カッコいい感じに書きたかったのでイケメンって言っていただけて嬉しいです (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - いや私だったら素直に揺らぐわってか真面目にぐらついた←なんのぐらつき (2022年11月2日 22時) (レス) @page47 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白星 | 作成日時:2022年9月8日 20時