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ドリンクの配膳を済ませて、さとみくんが戻ってきた。
「どこ行こうか? あ、その前に着替える?」
「このままでいいよ」
文化祭だから私たちの他にも仮装している人は大勢いるし、何よりさとみくんがネコ耳を取っちゃうのはもったいない。
「じゃあこのままでいいか。 Aちゃん可愛いし。
どこか見たいクラスある?」
「……図書準備室、行きたい」
「え……?」
一瞬驚いた声を上げたさとみくんの視線を感じるけれど、私はうつむいて顔を上げることが出来ないでいた。
さとみくんは、そんな私の手を引いて歩き出す。
「少し疲れたし休憩しよっか」
渡り廊下を通り過ぎると、とたんに校舎が静かになる。
図書室のある校舎は今日は使用禁止となっていて、一般客は入ることが出来ない。
図書準備室の扉に手をかけると鍵はかかっていなかったが、るぅと先生の姿はなかった。
「るぅとのやつ、不用心だな」
そんなことを言いつつ中に入ると、いつもの席に座った。
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白星(プロフ) - すのさん» お返事遅くなってごめんなさい💦 応援ありがとうございます💕 これからも頑張ります! (2022年11月17日 9時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
すの - 殿堂入りおめでとうございます。陰ながら応援していました。続編も頑張ってください!この作品面白くて好きです。 (2022年11月5日 2時) (レス) @page48 id: 4bda8c773a (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» ありがとうございます! ぐらつきました? やった!笑 (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - さうざんとりーふさん» いつもコメントありがとうございます💕 カッコいい感じに書きたかったのでイケメンって言っていただけて嬉しいです (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - いや私だったら素直に揺らぐわってか真面目にぐらついた←なんのぐらつき (2022年11月2日 22時) (レス) @page47 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白星 | 作成日時:2022年9月8日 20時