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五十二話 ページ5





スーパーに着き、カゴを手に取ろうとすると横から手が伸びてきてスッと持ってくれた。さ、さり気ない…

最低限の調理器具と調味料はある、という怜さんの言葉を信じて怜さんの家で作ることになった。


『考えてるの揚げ物なんだけど…ほんとに大丈夫?』

「気にせんで、どんだけ散らかしてもええから」

『いや散らかしはしないけど…』


一応怜さんが苦手なものを考えながら食材をカゴに入れていく。根菜、葉茎菜、土物、お魚…と、油処理するものとか諸々
ひとつひとつは小さくても、数があるからカゴが重そう…


『これで全部。ごめんね、重いよね』

「平気やって。レジ行こ」


レジを通し、サッカー台でエコバッグに食材を詰めていく。
お察しの通り、怜さんが荷物持ってくれました。


車に戻り、怜さんの家まで車を走らせた。

これから怜さんの部屋に入るのか。

今更緊張してきた…









side 紫



家に着き、中に入る。この前片付けといて良かったわ…

リビングに荷物を置き、Aさんをキッチンに案内する。
何処に何があるのか説明して、必要なものを準備。小麦粉とか。

油がはねるから、とスーパーでついでに買った安いエプロンを着けると、スカートのポケットから小さい棒のようなものを取り出してくるくると器用に髪を纏めた。


『あんまり見られるとやりづらいんだけど…』

「いや…今の何?髪につけたやつ」

『ああ、簪?いつも仕事でつけてるよ』

「これが簪か…凄いな、棒一本でちゃんと長い髪が纏まるんやな」

『簪じゃなくても鉛筆とかお箸でもできるよ』

「はぇ〜凄いなぁ…」

『ある程度の長さがあれば誰でもできるよ。…作るからあっち行ってて!』

「はぁ〜い」



リビングで寛いでると、お米と炊飯器使っていい?と声がしたから何でも好きに使ってええよ、と返した。


好きな人が自分の家で自分の為に料理を作ってくれるって、ええなぁ。
なんか同棲したてのカップルみたいやね。

近くで見とると怒られるから、ソファから眺める。集中してるのか、見とることに全く気付いてない。

当然のように隠し撮りをして、スマホで動画を見ながら料理が出来上がるのを待った。




 

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まうる - トンママがトンママしとる......... (2019年9月9日 2時) (レス) id: a48c43d4d7 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - 和夢さん» コメントありがとうございます!一応次のお話で書くつもりですが、本人から辛いから聞いて知ってる感じです!童貞のはずなのに完全にママで性別が迷子です! (2019年6月7日 22時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
和夢 - トントン…最初に女の子の日って気付くなんてお前童貞やないのか!? (2019年6月7日 17時) (レス) id: 926cbb72e4 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - 黒月(ブラックムーン)さん» 全然大丈夫ですよ!体も負担かからない程度に頑張ります。ありがとうございます! (2019年6月1日 3時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(ブラックムーン)(プロフ) - yanochinさん» 今改めて自分の文面見たんですけどうるさいですね...。更新頑張って欲しいですけど、体壊す人も居るみたいなんで無理しないようにしてくださいね~ (2019年5月31日 22時) (レス) id: 75155c2af0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yanochin | 作成日時:2019年5月27日 20時

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