87. ページ2
.
ドアを開けると、櫻井さんは間髪開けずに部屋へと入り込む
その慌てぶりに、驚いてしまうほどに────
A「どう……したんですか？」
雅紀「ごめん、Aちゃん。なんだか危険な気がしたから。」
A「危険……？」
雅紀「えっとぉ……ちょっと背中に視線を感じちゃったってゆーか？誰かにつけられてるのかなって。」
A「つけられるって……もしかして、タイフーンのファンの子とかですか？」
雅紀「まぁ……うん(汗)そんな感じ？」
A「大変なんですね、マネージャーも。」
雅紀「てか、入ってい？ご飯期待して何も食べないで来ちゃったから腹ペコ〜♪あ、これお土産ね(笑)女の人ってスイーツ好きでしょ？あと、約束してたポスター(笑)」
手にしていた小さな箱と丸めたポスターを私に渡して
いつもと同じように櫻井さんは鼻歌まじりに部屋に上がり込む
見えづらい視界の中、そんなさり気ない仕草にもかっこいいなんて思いながらその背中を照れながら追いかけてた
.
ドキドキドキドキ
好きな人を部屋に迎え入れるだけでもこんなにもドキドキしてる
細い背中を見てるだけでもかっこいいなって
顔も見たことも無いのにそんなことを思ったりして
恋は盲目、なんて言うけれど
恋をするのに顔がどうだとか体型がどうだとか
本当に関係ないんだなってこの歳になってようやく分かった気がする
相葉さんのことは理想の男性としてきたけれども
理想と現実はこんなにも違うんだって自分の中でしっかりと分けることが出来るようになってる
チラリと見た小さな箱の中にはケーキらしきものが並ぶ
それをそのまま冷蔵庫にしまって、櫻井さんのいるリビングへと向かった
.
女の人ってスイーツ好きでしょ？
────なんて、女性の一般像を言ってるだけなのに
もやもやってした気持ちで傷ついてる私がいる
現実の恋愛からずっと離れきっていたから尚更
ガラスのハートには些細なことでも傷ついちゃうんだ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
四葉(プロフ) - まやさん» てっかてかなエナメルね(笑)なぜかここの翔さんにメガネかけてるイメージああるんだけど、ディナー作る執事的なジャーマネみたいになっちゃいそう(＞ω＜) (2015年4月11日 16時) (
レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 和紀☆さん» 演歌歌手は書くことないから(笑)でも地方巡業だって頑張っちゃうんだぜ？客こないけど！翔さんはアレよ( *｀艸´)女を手の内の収める策士ｗ (2015年4月11日 16時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - まみさん» 流れ流されて大変なことになってるよ(笑)大人のお付き合い……ってのももしかしたら悪くないのかもー☆なんつって( ＊｀艸´) (2015年4月11日 16時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - haruさん» ズドーンってくるかな？翔さんのお腹はズドーンってしてるけど( *｀艸´)魂胆あっての櫻井翔な気がしなくもないんだけど！アハン(＊ﾉﾉ) (2015年4月11日 16時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ｳｯﾁｰさん» とにかくアイドル相葉雅紀から引き離す……こと？傷ついた心を癒すのは新しい恋……になるのかならないのかｗ (2015年4月11日 16時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四葉（よつば）
作成日時：2015年2月26日 22時
