おかしな船の船員になりました。【浦島坂田船】 (ページ1)

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1・はじめまし、て？ページ1

？「もしかして、新しくここに住む子？」

荷物を抱えた3月某日。

はじめて聞くインターホンの音と、そのインターホン越しに聞こえる、男の人の声。

「は、はい……水野Aです」

？「やっぱそうか。いいよ、鍵開いてる」

と、同時にガチャリ、と音がなる。

いや、開いてなかったじゃん……てのは置いとこう。

「お、お邪魔します……」

そろそろと顔を中に入れると、途端に奥から3人が走ってきた……走ってきた！？

？「はじめましてー！！俺、坂田でっす！」

？「ちょお落ち着き坂田ww
あ、俺は志麻いいます」

？「センラはセンラですー」

い、いきなり……！？

……って、ん？

なんかこの声知ってる……？

坂田……志麻……センラ………。

そういえば、あと1人いるはず……

？「おい、走んなよ……ごめん、驚いたよな？」

あ、この声……さっきのインターホンの。

「い、いえ、大丈夫です……はじめまして、水野Aです」

？「こちらこそ、はじめまして。うらたぬきです、よろしくね？」

う、うらたぬき……

確実に、コレは……

「浦島坂田船……」

「「「「俺らのこと知っとるん/てるの！？」」」」

はじめまして。

わたしの大好きな浦島坂田船のみなさん。