音に込められた思い【実況者】*リクエスト募集中* (ページ34)

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八日目、雨が止む前に。@ちはやYTS３　ページ34

放課後の雨が終わってしまう前に
俺と歌ってくれないかな
不器用で終わってもいないし

きっと流行らない歌を

最後に俺の言葉がAに届くと俺はどんなに嬉しいことやら

「ねぇ？」

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明日はこんなに優しいから
また、あのように泣いてないでいいんだよ
一人じゃ寂しいでしょ？
ほら、こっちにおいで
ほんの少しの勇気だけでほとんどが変わるから
ほら
俺の手を離さないで

今日だって西武線で一人イヤホン使ってまた一人の世界を作り出した
あるはずなんてない物語をずっと一人で描いてた
もしもこの世界が終わったとしても誰かの願う平和だけはきっと残るのだろう
これじゃ、どっかのベタな物語じゃん

放課後の雨が止む前に俺を探してよ
本当の名前も隠してしまった俺を
けど、そんなことだって何時しか忘れてしまうんだろうね

機械達が響かせるこの優しい想いを込めた愛の歌
わざとらしい素敵な童話が
ずっと続けばいいね？

人だから神頼みをするんだ

信じれない存在に祈るんだ

名前を忘れた誰かが言ってた
「前の方が幸せだった」
いつも過去の面影に頼って
無い物をずっとねだっていた
俺も、Aも
楽しかったあの夏の日を思い出して
もし、Aが忘れちゃったのなら
また、作り直せばいいってことだよ

途中で止まった涙は夕焼けに染められる
夕焼けはあの時と綺麗なままでまにも変わっていなかった
きっと、変わってしまったのは俺達の方なんだ
夢でも、なんでもいいから
一瞬だけの希望を、幻を一瞬だけ幻を

「見せてくれて、ありがとね」

もしも、みんなと離れたってみんなが元気でわらってくれてたら俺はいいんだ

頬の水滴が波紋を作って

世界に響いた
人は鼓動って呼んで命を知った
楽ばかりじゃ俺たちは生きていけない
こんな弱い器官に名をつけていた

「ココロって」

もう、望めない時に縋っているぐらいなら
幸せな思い出を作るために前に進もう
俺たちにはちゃんとした足があるから
生きていい明日だってあるんだ

だから

「最後でいいからさ」

次の日が来るまで俺と歌って
バカみたいなこんなへたくそな愛の歌を
そしたらAに届く気がするんだ

こんな言葉だからかな？

ね？

『あの八日目、雨が止む前に』俺を探して
嘘にさみたいな素敵なな世界で生きているから
Aが来るまで住んでるからさ
忘れないで
きっとこのままだからさ
俺の手を離さないでいてくれるかな？