検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:5,625 hit

アザミ 8 ページ39


悠真side


急に力が抜け、膝からガクンと跪く。


一気に体力を使い果たし、息も切れているのにも関わらず、あんな大胆に動けた感覚がまだ残る。


ちびって言われてかなり憤慨したけど、流石にやりすぎたかなぁと感じる。



…だけど、えきせんなんとかって奴のおかげで、不思議な力を感じられたしええか、って思う。



スイ「…エキセン、トリック…、」



眉間に皺寄せて悩んでいるスイを見上げると、羽から生まれるキラキラが落ちる。



スイ「はぁ〜〜〜…わっかんね…」



わっかんねぇのかい!!!と、心で突っ込んでおく。言わないゾ



スイ「___の__み_、__し__い_」



何かをぼそっと呟いたスイは白く溢れた光に映えて、呑まれれば見えなくなる。








目を開けるとマイ フトゥンに身を寄せていて、お腹には重みを感じる。


スマホは枕元で暗くなり、お腹には我が家の神(猫)がすやすやと寝ている。



うっっっわ、



天使や、、、、、(昇天)




下ろせへんからという理由で布団を被り、そのまま眠りに…と思うけど、さっき寝てたようなもんやからな…と思ってTwitterを覗く。



通知欄をサラッと見ると一件のリプが入っているのを見る。




…それは一年前に消えた扇だった。




そこには何かの遺言かのようにこう書いてある。





『貴方の瞳が、私の願いで』





意味も分からへんし、意図も通じんリプにどう返信してええのか分からんからスルーする。





花が咲き誇ったと思ったら、儚く散って消えてしまう。





Twitterを閉じて眠気が襲ってきたから寝ようと思っても、過ぎる言葉。





『貴方の瞳が、私の願いで』





…忘れん方が、ええんかな…






アザミ 9→←アザミ 7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:後ろ髪引かれ隊 , ギャグ , 黒歴史   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

扇@リョク(プロフ) - えーとん@スイさん» 愛花は次の次 (2017年8月29日 19時) (レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
えーとん@スイ(プロフ) - ギャグとは()あいかは次いつでてくるーーー? (2017年8月29日 8時) (レス) id: b52187539a (このIDを非表示/違反報告)
みややや〜ん@セイ(プロフ) - 作品のジャンルがギャグで草 (2017年8月28日 21時) (レス) id: 299e72a97a (このIDを非表示/違反報告)
扇@リョク(プロフ) - 雨雲悠真@トウさん» すまんな (2017年7月31日 18時) (レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
雨雲悠真@トウ(プロフ) - 扇@リョクさん» ゆるした (2017年7月30日 23時) (レス) id: 238371ad35 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:扇@リョク | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/novel/usiro_member/  
作成日時:2017年5月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。