神様 14 ページ29
テルside
「『プリキュア!!シャイニングカラー!!!』」
隊長と同時に叫ぶとパレットが開き、辺りは赤黒く染まる。
隊長の方を見るとある、あの小さな光。
それを掴もうとすると、隊長がこちらに向かってきた。
ぶつかりそうになり、慌てて隊長の手を掴むと勝手に浮き上がる体。
光は強く放ち、体に光がまとわりつく。
ズボンから上着へと形が成り、アクセサリーが黒く光沢する。
髪が長く伸び、靡かせるとスッ、と感じる落下感。
着地すると裸足はハイヒールになって、背景が一気に赤く染まる。
とぅび「レッド!エネルギッシュに生きる!!キュアセキ!!!」
隊長が慣れたかのように掛け声を発すると背景はまた白くなる。
『…ブラック!神秘に踊る!!キュアコク!!!』
スイ「はは!やったぁ!」
隊長を見ると隊長は私の衣装をジッと見つめる。
何かあったのだろうか。
とぅび「コクくん結構過激だね…」
『そう言われても!!!』
スイ「茶番劇なんてしなくていいから早くしてね!」
とぅび「行くよ!コク!」
『了解ですっ!!』
隊長が走り出すと同時に私も続けて走る。
スイ「あっコク!これ受け取って!!」
スイに呼ばれ振り向くと、胸から白い光が溢れ出た。
それは筆になり、私の元へ飛んでくる。
スイ「それは筆!「プリキュア、ペインティングカラー、」って叫ぶと使えるの!でも、かなりの体力を消耗するから使い時考えてね!」
『…分かった!』
筆をパレットケースの横に付属してあったケースにしまう。
『…ふふ、隊長!下がって!』
とぅび「えっ、なんで?!」
『いいから!』
とぅび「う、うん!」
そう言って大ジャンプして戻る隊長。
パレットケースの裏に隠れた絵の具のチューブケース。
その中から黒を選び、天に掲げる。
『color palet!ブラック!!』
すると天から溢れる音符たち。
『弾き鳴らせ!夢の色!』
『プリキュア!ハートフルコンサート!!』
前回力が溢れて使えるようになったこの必殺技。
音符は敵へと一直線に向かい、ドシィイイインと音を立てて消えた。
『まぁ、こんなもんですかね』
ドヤり気に言うと、すごいね!と言う隊長。
『あ、スイ、返却します』
とぅび「あーそうだった!昨日はありがとう!」
どういたしまして、と言うと溢れる光。
私はただ、それに向かって進むだけ。
4人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
扇@リョク(プロフ) - えーとん@スイさん» 愛花は次の次 (2017年8月29日 19時) (レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
えーとん@スイ(プロフ) - ギャグとは()あいかは次いつでてくるーーー? (2017年8月29日 8時) (レス) id: b52187539a (このIDを非表示/違反報告)
みややや〜ん@セイ(プロフ) - 作品のジャンルがギャグで草 (2017年8月28日 21時) (レス) id: 299e72a97a (このIDを非表示/違反報告)
扇@リョク(プロフ) - 雨雲悠真@トウさん» すまんな (2017年7月31日 18時) (レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
雨雲悠真@トウ(プロフ) - 扇@リョクさん» ゆるした (2017年7月30日 23時) (レス) id: 238371ad35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:扇@リョク | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/novel/usiro_member/
作成日時:2017年5月26日 22時