【後ろ髪引かれ隊】Go!Go!後ろ髪プリキュア！【プリキュアパロ】 (ページ2)

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守るべき笑顔 Season1 出会いページ2

…此処は、何処だろうか。

黒い闇に呑まれて、其処から…。

暗くて、天と地も分からなくて、

今、どんな状況なのかも分からなくて、

どうしていいのか、頭が回らなくて。

『…ｯﾊ…、』

声を出そうと思えば、掠れた声しか出せない。

そうすると、辺りから何かの気配を感じる。

何かが、私を追い詰めようとしてる。

逃げようと思って、立とうと思っても、力が入らない。

その気配は近づいてくるだけで、私は逃げることすら出来ない。

嗚呼、此の儘死んでいくのか…

そんな事を考えていると、頭上に、光を感じる。

真っ白く、凛々しい光が。

？「あれ？妖獣さん達、この娘の事、虐めようとしてたの？」

上から突如降ってきた人は、緑色の目をしていて、ふわふわとした衣装を着ていた。

少し低めの声が私の脳に響き、轟かせた。

…其の時、私は運命を感じた。

其の人の攻撃によって、妖獣と言うものは消し去られた。

私を追う気配も消え、一安心だ。

？「大丈夫？」

最悪、言葉が発せないので、頷いて理解を効かせる。

そうすると、相手は分かったかのように手を差し伸べてきた。

手を伸ばし、立ち上がる。

そうしたら、漆黒の闇は渦巻くように消え、1面には花畑と晴天の青い空が見えた。

？「それじゃあ、私は」

晴天の空に消えたあの人は、追うこともお礼を言う事も出来ずに、晴天の青い空を見つめるだけだった。

…また、会えますように。