【暗殺教室】君のサイノウ【文スト】

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「・・・ねぇ、先生」

「なに？」

「教えるの、うまいね」

「・・・ありがとう」



業と二人で勉強をして気づいた。

こいつ・・・かなり頭がいい。




「俺、負けるの嫌い」

「うん」

「悔しいし、恥ずかしい」

「うん」

「だから、絶対に勝つんだ！」

「がんばれ」



そういって、二人で笑い合う。




「ねぇ、先生」



勉強の途中。

業が急に話しかけてきた。



「もし、俺が先生のこと好きって言ったら・・・どうする？」

「え・・・」

「どう、する？」

「・・・わからないから。それに、冗談はダメだよ」

「ちぇ・・・先生、目を開くとかずる！！」

「はいはい。さっさと勉強する！」

「はーい」



業は、きっと、いい子だ。

そして、すごく賢い。

だからこそ、辛いんだろうな。

私は、気づいたら業を抱きしめていた。




「・・・強がらなくても、いいよ」

「え・・・」

「あんたは・・・まだ、子供なんだから」

「っ・・・」

「辛いなら、私がそばにいてあげるからさ。頼ってね」

「・・・くっ・・うっ・・・」



業は、私にしがみつくようにして泣いた。

こうしてると・・・子供っぽくて可愛いな。

そして、しばらくして




「あ、あの・・・せんせ」

「なに？」

「その、もう少ししたら離れるから・・・このままでいて」

「照れてんの？かーわいい」

「うっさい！！！」

「ふふ」

「・・・先生」

「なに？」

「今日さ、俺っちで勉強会やるんだけど・・・来ない？」

「え・・・？」

「もっと・・・先生と話したい」



相手から、求められるなんて・・・久しぶり。




「・・・いいよ」

「やった！！約束ね！」

「うん・・・」



放課後、楽しみだな・・・・。

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