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二十三 ページ26

「はー、今日楽しかったね〜!」


「うん。また遊ぼうね。」


「私たちはまだしも、Aが多忙だからね〜?」



ニヤっと態とらしく言う美玖ちゃん



「う、善処します…」



「あはっ、冗談だよ!無理しすぎない程度に私達とも遊べー?」


笑ってバンバンと肩を叩かれる。
つ、強いっす美玖さん!


でもそう言ってくれるのは有り難い限りだなぁと思う。


「勿論。ちゃんと遊んでよ?」


ニヤっと同じように美玖ちゃんに笑い返す。
すると、ニコニコしていた花ちゃんがあ、と声を漏らした。


「?花ちゃんどうしたの?」


「花?」


花ちゃんは人差し指を私達のすこし先に伸ばす


「あれ...あの人、花が言ってた人!」


私と美玖ちゃんは指の先を辿ると、道の端の電柱に人が居るのを確認した。


えー、と。確か花ちゃんが言ってた不審者の特徴が...

昔みたいな服装、だったよね?

ここからだと少し見づらいけど、確かに羽織のような物を着てる
最初に会った時の炭治郎と服装は似てるなぁ。


で、炭治郎の言ってた仲間の特徴が...


"黄色の髪に鱗文の羽織を羽織っている" だったっけ、



髪の色は...
うん!ここからでも分かるくらい黄色いや!!


えーと、名前が確か...我妻善逸くん。


ふと私は数時間前の自分の発言を思い出した。


"この目で見れれば確実なんだけどなぁ..."


めちゃめちゃフラグだった。
でもこのお陰で炭治郎の仲間見つけられた!


問題はどうコンタクトを取るか...


「…A、っA?」


「うぇっ、あ、ごめ...何?」


美玖ちゃんに肩を揺すられながら声を掛けられて
間抜けな声を出して我に返った



「何じゃないよ!遠回りしよう!」



決して遠くはない不審者との距離の為
美玖ちゃんは小声で私と花ちゃんに伝えた。


すると後ろからあれ?と私達三人以外の声が聞こえた。



「花?...と、みのりんに美玖ちゃんじゃん。どしたの?」


「楓!おかえり〜、どしたの?」


「いや俺が聞いてるんだけど..。こんな道の真ん中で何してるの?」


振り返ると花ちゃんの弟、楓君だった。
部活が終わって帰ってる所に、私達を見掛けて声を掛けたらしい。



「あのね。実は今あそこにね...って、あれっ?」


再び指を差した先には、先程の人は見当たらなかった。
いつの間に消えた?!と私たちは辺りを見渡す。



「?なに、そういう遊び?」


楓君は意味が分からないと言いたげな顔で私達と同様に辺りを見た

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きょちゃちゃ - とても面白いです!特に伊之助のとこで笑いました!ww (2022年10月16日 3時) (レス) @page17 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
啞雩漪(あおい) - 更新頑張ってください!面白いです‼ (2021年12月26日 7時) (レス) @page9 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤシノ(プロフ) - すきです!!続き待ってます…! (2021年12月24日 11時) (レス) id: 631874fedd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:1/4 | 作成日時:2021年10月1日 10時

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