観覧車 ページ22
キヨ「…」
さっきからキヨくんは何も話さない。
乗ったはいいけど、気まづいなー…。
A「すごい綺麗だよね、景色」
キヨ「おう」
…いや、まって、会話続かないよ…。珍しい。いつものキヨくんはうるさいくらいなのに、こういう時に限って黙りしている。
キヨ「あのさ」
ふうっと深く深呼吸をすると、なにか意を決したように私を見つめて口を開く。
その緊張感に、鼓動がどくどくと速くなる。
キヨ「俺、思ったよりもAのこと好きみたいだわ」
A「え…?」
何を言われてるんだ?私は?
キヨ「この場面にさ、レトさんとかうっしーとかガッチさんとかが一緒にいたら、って思うと、なんかムカつく」
自分で提案したけど、正直あいつらにチャンスなんて作りたくない。っていうキヨくん。まってまって、先が読めない。
A「うん…?」
キヨ「俺だけが、Aの笑った顔とか照れた顔とか怒った顔とかみたい。」
そんなこと言われたことないし、私の心臓はうるさいし、顔は熱いし、もうなんか何が何だかわからない。
キヨ「知ってる?ここの観覧車、カップルが永遠に結ばれるんだって」
A「う、うん…」
知ってる。だから言いにくかったんだ。
キヨ「でもさ、永遠に結ばれるには条件があんの」
A「条件…?」
ギギっと音を立てて、室内が私の方に傾く。
キヨくんの顔が近い。
心臓の音がうるさい。
ちゅっ
キヨ「1番てっぺんでキスすると永遠に結ばれるらしいよ」
これで俺らは永遠に結ばれたわ。っていうとニッと笑う。
まってまって。私。これって。
A「ふぁ、ファーストキス…」
ええー!?!?っていうキヨくんの絶叫が室内に響き渡った。
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うしまる(プロフ) - 藤和さん» ガッチさん推しだったんですね!わー!そう言って貰えて嬉しいです!そうですね、ずっとイチャイチャしててもらいたいですね笑ありがとうございます!いい話かけるように頑張りますね! (2019年9月29日 11時) (レス) id: ac139cb785 (このIDを非表示/違反報告)
藤和(プロフ) - うしまるさん» 完結お疲れ様でした!ガッチさん推しの私としては落ちがどうなるか楽しみで仕方なかったのですが4人それぞれ可愛すぎかて…もう夢主と幸せ一杯にいちゃついて欲しいですね!!次の作品も必ず拝見させていただきます(#^.^#) (2019年9月29日 10時) (レス) id: 0cc42dddf6 (このIDを非表示/違反報告)
うしまる(プロフ) - 藤和さん» すみません!レス押すの忘れちゃいました! (2019年9月23日 22時) (レス) id: ac139cb785 (このIDを非表示/違反報告)
うしまる(プロフ) - 今回は部屋で見たんですね!笑ひゃー嬉しい限りです…ガッチさんをどうしても紳士にしたくて書いちゃいます笑脱がせるつもりはなかったんですが、脱がせちゃいました!←ありがとうございます! (2019年9月23日 22時) (レス) id: ac139cb785 (このIDを非表示/違反報告)
藤和(プロフ) - 連コメ失礼いたします!今回の更新はちゃんと部屋でニヤニヤしました( うしまるさんのガッチさん先輩めちゃくちゃ好きです…脱いだところで堪らずにコメしてしまいました(●´ω`●) また次も楽しみにしてます! (2019年9月23日 20時) (レス) id: 0cc42dddf6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うしまる | 作成日時:2019年9月16日 19時