【WT】おにぎりの中身は甘い恋で。

寝不足な編集長　kn→sh ページ5

kn.



「ねぇ、手伝おうか？」

お似合いの赤いヘッドセットを付け、パソコンの画面に向かう彼の肩をつつく


すると彼は「大丈夫」等と言う。



ちなみに今日俺が彼の家にいる理由は、彼に編集済み動画の確認をしてほしいからと。



そんなの自分でも出来るのにな〜、と思いつつ、その事には触れなかった。

それに触れたら彼と過ごせる時間が無くなると思ったから。

片想いは辛いねえ。



手伝える事あったら言ってね、と伝え俺はスマホをいじり始めた。






それから30分程経ち、再び彼の方を見てみると、彼は半ば閉じかけた瞳で作業を行っていた。


眠そ。


「ねー、シャークん？」

彼の両頬を手で押さえ、此方を強制的に向かせる。


「ん、…ど、どうしたの？」

驚いたのか、眠そうだった半開きの瞳は全開に開いており、瞳孔は泳いでいた。


「ねえ、シャークん。最近ちゃんと寝てる？」

「…んえっ？」


「隈が濃くなってる気がして。最近徹夜してるでしょ？」

それに今も眠そう、と付け加える。



すると、彼は苦笑し目を伏せた。

「…うーん、まぁ確かに徹夜は続いてるかなぁ…」

「じゃあ、編集は俺やっとくから、シャークん寝てなよ」

「えっ、いや、きんときに迷惑かかるしいいよ」

「だめ、寝なさい」


ほら、と急かす。



編集よりも大事なのはメンバーの体調。

無理してやったって意味がない。




渋ってなかなか動かないシャークん。

頑固か。



説得するのも面倒になり、彼を抱え寝室へ向かった。


最初は暴れていたが、次第に逃げられないと分かったのか大人しくなった。

毎日寝てる人舐めんな。



「…ねー、きんとき」

「ん？」


「呼び出した挙句編集させちゃってごめん」

彼は申し訳なさそうに目を伏せる。


「全然いいよ。俺がやりたくてやってるだけだから」


「…ありがと」

「んふふ、どういたしまして」




「…おやすみ、きんとき」


「おやすみなさい、シャークん」

そう言いながら彼の額にキスをした。




……。

うーん、こんなはずじゃ無かったんだけどな…いつか書き直すかもです。

スプラ楽しい。

7/14 気分で題名変更

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