宿泊学習2 ページ7
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「ッた」
ついぼーっ考え事しながら料理をしてたら包丁で少し切ってしまった
「えA大丈夫?うわ、血出てんじゃん洗った方がいいよ俺誰かに絆創膏貰ってくるわ」
「ごめんありがと」
樹が急いで絆創膏をもらいに行ったあとその場は大我と二人きりになってしまった
指から出る血は私の心を表してるようだった
「、、ん、、ちゃんと貼っとけ」
遠くで作業してたはずの大我が急に近くに来て絆創膏をくれたのだから私はびっくりしてしまった
「あ、ありがと」
すぐに大我はまた遠くに行ってしまった
だけどちょっとした優しさが私の心を締め付ける
洗って大我から貰った絆創膏を貼ると私の心も少し傷が塞がるような感じがしたんだ
「絆創膏もらってきたー!ってあれ?もう付けてる、、?」
「あ、えっとこれ大我がくれた」
「そうだったんだ良かったな」
「ごめんね?せっかく貰ってきてくれたのに」
「いいっていいって。料理続きしよ」
「うん」
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「ねぇこれもう味見していいー?」
「まだ」
この会話を何回樹としただろうか
何度かこれを繰り返した後
「ねぇこれもう味見していいー?」
「いいよ」
ようやく味見ができて嬉しそうな樹美味しい、、かな?
「うんめー!やっぱA、お嫁さんにおいで」
「はいはい。行きません笑」
なんていう掛け合いも本日何度目だろうか笑でもよかった美味しくできて
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作者名:はるか | 作成日時:2019年8月20日 22時