不器用な君と恋をする、、2 (ページ17)

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カコの記憶ページ17

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｢あのね、聞いて欲しい。私ね、中学の時に仲良かった子を庇っていじめられてたの。その子にも裏切られて、それから学校に何も期待とかしなくなったの。周りに何も期待せずに。初めからそうする方が楽だったから。｣

｢A、、、｣

何もかもが辛くなって。嫌になって。だからこっちに戻ってきて最初大我達に会った時は本当はどうでもよかったんだ。でも、みんなと過ごしていくうちに学校って楽しかったんだ。友達って信頼していいんだ。って思い出すことが出来たんだ。だからありがとう。｣

｢何も気が付かなくってごめんな｣

隠してたけど今ならみんなに言える気がしたんだ

｢ごめんね昨日はあんなこと言っちゃってあとありがとう｣

｢今度は俺らのことちゃんと頼れよ｣

なんて言ってくれるみんなが大好きだなってまた感じなんだか安心させてくれるような空気感がそこにはあったんだ。

それは繋いでる大我の手のぬくもりからも感じられたんだ。少し男らしい手で傷なんかつけちゃったその手を話さないって思いながら、、、、