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「お邪魔しましたー」
外も暗くなってきたということで解散になった。
相多先輩、橋下先輩と別れ帰る方向が同じ青木先輩と2人になった。
「いやー久々にすっげー頭使った!」
『試験まで間に合いそうですか?』
「なんとかっ」
へへっと笑う青木先輩は女の私から見ても可愛らしい。
「そういえば、井田とAちゃんなんか良い感じじゃなかった?」
『え、そうですか?』
「うん。なんかピンクのオーラ見えた!」
『オーラって!』
意味がわからなくて笑ってしまった。
「いやほんとに!」
『うーん、でも………
井田先輩好きな人いるみたいで。』
「は!?聞いてねーぞ!」
『本人が言ってました…』
「そっか………ん?その好きなやつって、」
心当たりがあるのかハッとする青木先輩。
「…やっぱ言わないでおく!」
『えー。』
「まあまあ!ひとつ言えることは…俺はAちゃんを全力で応援してるよってことかな!」
『ふふっ。ありがとうございます!』
いつもにこにこしている青木先輩を見ているとこっちまで笑顔になる。青木先輩だけじゃなくて相多先輩も橋下先輩も。こんな素敵な人達に仲良くしてもらえてるだけでも、井田先輩を好きになってよかったなぁって思うんだ。
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作者名:ささき | 作成日時:2021年11月29日 20時