センパイが増えた。 ページ10
「あ!コードラニアさん!探しましたよ……ってロシアさん!?!?」
「あれ、日本君どうしたの?」
「どうしたのって、こっちのセリフですよ!?」
こんちは。
あ、オレすか?オレは今ロシアセンパイに締め上げられてるっす。
自分じゃ見えないんで分かんないんすけど、結構エグめのやつッスね。フツーにキツくなってきたっす。
「あぁー。コードラニア君が悪いんだよ?」
「オレは認めないっスよマジで。アンタが悪いっす」
ひどいなぁとか言いながら笑うロシアセンパイ。いやマジでこっちのセリフっすわ。
日本センパイとか超青ざめてるっすよ。マジ酷いっす。
「アレ、見ない顔が増えてるッスね。誰すか?」
「ヴェ、何でその状態で喋れるの?」
茶髪にくるんってした毛が生えてる奴が…イタリアセンパイって言うらしいっす。
めっちゃぽよぽよしてるあの毛。触りたいっすね。
それから金髪の真面目そうなオニーサンがドイツセンパイ。オレをロシアセンパイの絞め技から開放してくれた救世主っす。
「だ、大丈夫か…?」
「なんとか」
今の一連の出来事でもうロシアセンパイとは関わりたくなくなったっすね。
え、何で締められてたか?
ムカついたんでぶん殴ったらやり返されたッス。
「初めて会ったのにいきなり襲い掛かってくる子なんてはじめてだよ」
面白いけどね、と笑うロシアセンパイ。…なんか不気味っすね。
「ともかく見つかって良かったです…。時間も無いので会議室に向かいましょう」
日本センパイと愉快なお二人はオレのこと探してくれてたっぽいっす。
なんか申し訳無いっすね。反省はしないっすけど。
ロシアセンパイはいつの間にか居なくなってたっす。自分だけは遅刻しないように行っちゃったんすかね?マジなんなんすか。
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りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (5月5日 13時) (レス) @page26 id: 363dc52465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凡夫 | 作成日時:2024年1月24日 21時