兄弟 ページ22
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「へー、ドイツセンパイも兄弟いるんすね」
「ヴェ、そうだよー。めっちゃ賑やかな人!」
「賑やか…ではあるな…うむ…」
うっす。イタリアセンパイんち行ってからちょっとセンパイと仲良くなっちゃって結局二回目の会議も来ちゃったすわ。
因みに会議室にはもう居るんすけど枢軸の三人とオレ以外誰も居ないっす。日本センパイが言うにはいつも皆遅いらしいっすよ。
あ、前回はオレのせいで遅れたって事っすね。まじサーセン。
案外兄弟いる人多いッスよね。いいなーオレも兄弟欲しいとか言ってみたり。
なんか日本センパイは「兄弟なんてろくな事ありませんよ」とかめっちゃ疲れた顔で言ってたっすね。中国センパイとなんかあったんすか。
喧嘩すか、加勢するっすよ。
あ、いいっすか。そっすか。喧嘩の仲裁得意なんすけどね、要は両成敗っすわ。
「オレもオニーチャンとかいればなー。兄弟誰一人として居ないっすもん」
「だからろくな事ないですよ。小さい頃の事持ち出していじってきますからね」
「え、日本センパイの小さい頃クソ気になるっすよオレ」
あぁ失言した、って日本センパイ落ち込んでたっす。そんなにっすか?まあ今度中国センパイに聞いてみますわ。
「お前は革命で成立したからな…孤独もあるだろう」
ドイツセンパイが肩に手を置いて来たっす。なんかイイっすね、頼りがいあるアニキ的な?
「そーなんすよねぇ。初めは関わり要らないと思ったんすケド…結構友達とか欲し」
「友達欲しい?」
「うわ!?!?!?」
突然どこからともなくロシアセンパイが湧いて出たっす。ガチビビりました、ビビりすぎてドイツセンパイにしがみついちゃったっす。
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りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (5月5日 13時) (レス) @page26 id: 363dc52465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凡夫 | 作成日時:2024年1月24日 21時