金髪の男の子 ページ20
「……あれ」
でもある一ページから写真が無くなったっす。イタリアセンパイも、ピアノの人も、途中にいた女の人も………金髪の子も。
厚さ的にもうちょっとぐらい写真入ると思うんすけどね、なんて思って最後まで捲ると手紙が出てきたッス。
差出人は知らない人っすけど…宛名はイタリアセンパイっす。
ちょっと染みになってて…何となく読むとき泣いたんだなって分かったっす。
「な〜んか…あんまり見ちゃいけないもん見ちゃったかもっすね」
そっとアルバムを戻して部屋を出たっす。これを見たことは秘密にしておくっすよ。
廊下を歩いてたらロマーノセンパイに遭遇したっす。なんかオレの事探してたらしいっすわ。
「なんでお前こんなとこにいんだよ…音もなく出て行きやがって」
「人ん家って気になるじゃないっすか。探索してたっす。」
「プライバシーもデリカシーもねぇなお前」
ロマーノセンパイに引っ掴まれてリビングに戻されたっす。意外と力持ちなんすね。
え?オレが軽い?ぶっ飛ばすっすよ。
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りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (5月5日 13時) (レス) @page26 id: 363dc52465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凡夫 | 作成日時:2024年1月24日 21時