ベッド下を探したい ページ15
「……ドイツセンパイの性癖的にはこういう事慣れてるんスカッ………痛いっすよ、叩かないで下さい」
「貴様が変な事を言うからだ」
結果的に早く会議終わらせた方が面倒事が少ないって事でめっちゃスムーズに進んだっす。
日本センパイ曰くこんな早く会議が進んだのは初めてらしいッスよ。
明らかに俺のおかげっすね。
痛、ドイツセンパイに叩かれたっす。
一応主要国の奴らとは貿易とかさせて貰える事になったっす。なんか途中からめんどそうで嫌になったすけど。
今日のせいでオレはすぐキレる短気なやつってイメージで定着しちゃったすね。心外っすわ。
…いや事実ではあるんすけども。
「あ、ドイツセンパイ。ドイツセンパイがいつもどんなSM見てるか気になるんで家行っていいすか?」
「何を言い出すんだお前は」
ちょっと攻めすぎたすかね。びっくりして皆こっち向いたっす。
「えぇ…?ドイツ、まさかもうその子を手篭めに…?」
「そんな訳ないだろう。いい加減にしろ」
「すげぇ奴あるな…色々と…」
なんか家上げてくれなそうっすね。ベッドの下とか探してやろうと思ったのに。
「じゃあイイっす。イタリアセンパイ、家上げてくださいよ」
「え、全然良いよ!いつにする?ご飯食べてってよ!」
さっき話してたからかスムーズに行ったっす。
ベッド下探してやるっすよ。覚悟するッス。
「そんなに人の家に行きたいの?じゃあ僕のうちにも…」
「あ、結構っす」
うわ、なんか水道管取り出してきたっすよ。
イギリスセンパイが全身で止めてる。ガンバってください。
「じゃあいつか。いつか行くんで」
「本当だね?」
「…うす」
絶対行かないやつじゃん、とフランスセンパイに笑われたっす。
行くわけないじゃないスか怖いし。
「じゃ、オレ帰るっすわ。また。」
会議終わったはずなのにまだ雑談で長引きそうだったんでそそくさ帰ることにしたっす。
…またとは言ってもあんま来る気無いっすけどね。
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りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (5月5日 13時) (レス) @page26 id: 363dc52465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凡夫 | 作成日時:2024年1月24日 21時