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「ドイツ、また後日ゆっくりキミの家に伺う事にするよ。時間が出来たら連絡してね」
ドイツは私がしのばせた紙を手で受け取った。これは期待できるね。私も枢軸入れてほしい。
「まあ私はいつでも準・備、できてるよ」
「妙な言い回しをするな」
ドイツの腕にしがみついたままドイツの頬を指で弄くり回していると、アメリカに引っペがされる。
ドイツは私から解放されたのをいい事にそそくさ帰っていった。薄情な奴！
「なんだいアメリカ。嫉妬かい？嫌だね、男の嫉妬は見苦しいだけだよ」
「何が悲しくて男と男の絡みに嫉妬しなくちゃいけないんだい？」
「もう嫌だ私ったら、罪なオトコ…」
「……」
ふとロシアが何かを思い切り振り上げた。
…私の真後ろの壁から物凄い音が上がる。
何だ今のは、と戸惑ったが直ぐにそれが彼の水道管だとわかった。
あと数センチズレていたら私の顔面は大変な事になっていただろう。
流石の私も青ざめてしまった。血の気が引くとはまさにこの事。
「……ふふ。あんまり調子に乗らないでくれるかな。
僕、そういうの見ると虐めたくなっちゃうの」
ヒュ、と喉が張り付く音がした。
幾ら私も主要国の中で大国の名を冠するようになったとはいえロシアに脅されるとビビる。
労働者が畑から取れる国だよ？怖いに決まってるでしょこれ。なんか間違えたらデカめの戦い起きちゃうやつだよ？
後ろのアメリカもそれに同意…なのか私達を眺めるだけで何も手を出して来ない。何なのこいつら。
「わかったらドイツくんなんかと組むのやめてね？そんなことしたら僕と一緒になってもらうから」
「おい、何で君だけが美味しいところ持っていこうとするんだい？俺んちの一部になってもらう予定なんだぞ」
「もうやだ…私枢軸の子になる…」
今度は先程と反対側の壁から轟音が鳴る。
…アメリカが私の首スレスレに鉛玉を撃ちやがった。
「君は人の話も理解できなくなったのかい？」
「………わあ………」
「返事は？」
「ごめんなさい私もう一人で生きていきます」
アメリカとロシアの包囲網をくぐり抜けて走り去る。あんな場所にいられるか！！次の会議はストライキしてやるからね！！
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凡夫(プロフ) - しょうゆだれさん» ありがとうございます！ゆるゆると更新していきますので是非とも見ていって下さい！ (2月8日 0時) (
レス) id: 4785ee1503 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆだれ - あなたの書く小説が大好きです！これからも更新楽しみにしてます！ (2月4日 11時) (レス) id: cc28abac62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凡夫 | 作成日時：2024年1月21日 0時
