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「ドイツ最初スッゲェ顔青褪めてたけど今じゃこんなんだもんなぁ。恋って分かんないよね」
「お前がそれ言うのかフランス。お前に恋が分からないなら俺は未就学児レベルだ」
「そんなレベルだから遊び散らかしてんでしょ」
「そうだが？」と悪びれもせず返す男にフランスは頭を抱える。こんなんの何処がいいんだドイツは。
「ドイツってホント物好きだよな！何が良くてあんなに追い回してるんだ？」
「よく言った」
「しばくぞカス」
アメリカが全く理解できないという顔で言い放つ。男は自分に魅力が無いと貶されたように感じて怒る。
が、すぐに「言えてるわ」と訂正。
「お前も自分の何が良いか分かってないのかよ」
「当たり前だろ。向こうが適当そうだったから遊べると思ったのに今これだぞ」
男は恋人だろうと何だろうとドイツが自分に関心を示さなかった為に女遊びを再開したのだ。
然し再開するまでの間でドイツは男に対して多少の感情を抱き始めてしまった。
なので男からしたらこの前まで気にも止めなかったのに何故急に気にしだしたのかと困惑しかない。
「ドイツ君は単に自分の所有物が他へ行くのが許せないんじゃない？」
「怖いこと言いますねロシアさん。そんな気はしてますけど」
「しないで欲しいんだが」
男も一時期ドイツに対して恋人ムーブをかましていたので一概にドイツが悪いとも言えない。どっちもどっちである。
「まあ俺も流石に恋人プレイ迫ったのはまずかったか」
「トチ狂ってメンヘラ彼女みたいなこと言ってた時普通に関係切ろうかと思ったある」
_______ちょっとドイツくんったら！私が居るのにイタリアくんとばっかり！浮気よ！
_______何言ってるんだお前は！！離れろ！！
「…あ、俺午後から愛しのガールフレンドとデートだからもう行くわ」
「そうか。是非とも詳細を聞きたい所だな」
酷く冷たい声が聞こえ、男はギギギと顔を後ろへ向ける。
そこには腕組みをして仁王立ちのドイツ。
男はすぐ逃亡しようとしたが呆気なく捕まり連行されていく。
バタバタとドイツの腕の中で暴れるが相手は筋肉ゴリラの為全くもって意味が無い。
途中から諦めて素直に叱られる事にする男であった。
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凡夫(プロフ) - しょうゆだれさん» ありがとうございます！ゆるゆると更新していきますので是非とも見ていって下さい！ (2月8日 0時) (
レス) id: 4785ee1503 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆだれ - あなたの書く小説が大好きです！これからも更新楽しみにしてます！ (2月4日 11時) (レス) id: cc28abac62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凡夫 | 作成日時：2024年1月21日 0時
